チャイナマネーのバブり方は半端ない

世界中から投資が集まり、膨張し続けるチャイナマネー。堀江貴文さんは中国を訪れ何を感じたのでしょうか。出所から2年半の間に、28カ国58都市を訪れた堀江貴文さんが世界で考えました。
書籍『君はどこにでも行ける』を、発売に先駆け特別先行掲載いたします。
また、3/26に本書の刊行を記念して、堀江貴文×金城拓真(司会:加藤貞顕)「僕らはどこにでも行ける――アフリカン・ドリーム最前線」トークショーを開催します。この機会をお見逃しなく。

チャイナマネーのバブり方は半端ない 

 2014年の夏、香港を訪れた。やっぱり蒸し暑かった。投資ファンドのミーティングが主な目的だった。その合間に汗だくになりながら、競馬にクラブにグルメツアーを楽しんだ。

 香港には過去、数えきれないほど行っている。行くたび思うことだが、あの街のバブり方は半端ない。

 10年前の投資ビジネスはジャパンマネーが断然力があった。いまは完全にチャイナマネーの方が上だ。香港に世界中から投資が集まりまくっていて、チャイナマネーはふくれる一方。あり余るカネをどこに投資したらいいのか、みんな探しているような状態だ。

 投資の世界を仕切っているのは、20 〜30 代の投資マネージャーが中心。集まると、僕がいちばん年長ぐらいなのには驚いた。30 歳そこそこの若者が、数百億円の投資案件をボンボン決めていくのは、ダイナミックで気持ちがいい。香港の街全体が、昔のライブドアの投資チームみたいだった。

 日本だと彼らのような若者はハゲタカだの銭ゲバだのと叩かれてしまうのだが、香港ではそんな雰囲気はない。偏見がないというか、金持ちがカネを集めて、より富んでいくことが、香港では常識として受け入れられている。


人口:13 億6782 万人(世界1 位)、GDP:10兆3565億ドル(世界2位)、一人当たりGDP:7572ドル(世界80 位)

 日本では中国バブルの終焉の危機が報じられているが、2015年の時点で、バブルは止まらず続いている。僕の見たところ衰える兆しは、まったくない。これからも膨張するだろう。

 地価も家賃も上がり続けている。

 VIPの利用するレストランはチャージで1万円以上かかるのが当然だし、予約は常に埋まっている。僕はマンダリンに宿泊したのだが、そこの有名な中華レストランの予約がいっぱいで、宿泊者なのに席を取れなかった。その辺によくいる身なりの若者が、数千万円はするようなベントレーといった車に、普通に乗っている。

 香港人の消費力は、日本のバブル全盛時代を完全に超えていると思う。

昔の面影を残す魔の都・上海  

 2015年の夏には上海を訪ねた。

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君はどこにでも行ける

堀江貴文

街角で〝爆買い〟する中国人観光客を横目で見た時に感じる「寂しさ」の正体はなんでしょう。出口の見えない不況の中で、気づけば日本はいつの間にか「安い」国になってしまいました。 出所から2年半の間に、28カ国58都市を訪れた堀江貴文さ...もっと読む

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コメント

terry_i_ 資金の集中は当然だが、金持ちがより「稼ぎ」「富む」ことに偏見が少ないのが中国の投資現場の良い点。富の過剰な平準化は、投資が進まずイノベーションが遅れる原因になる。|堀江貴文(@takapon_jp) 2年以上前 replyretweetfavorite

japanchinaGEO 全く同感。中国政府のネット検閲は、ひょんなことから炎上して、民衆のコントロールが効かなくなることを避けるためのもの。事実、政府への反発は見かける 2年以上前 replyretweetfavorite

0qz3cafe 行かずに中国のことを云々する人は、こういうのを読んだほうがいい。 2年以上前 replyretweetfavorite

mokkuninside https://t.co/lDNmiwMzMJ普段本なんて全然買わないけど面白そうだから予約しちゃった 2年以上前 replyretweetfavorite