日本が安くなったのは、悪いことではない

経済が停滞し、どんどん安い国へと変貌している日本。しかしそんな状況だからこそのチャンスがあると堀江貴文さんは言います。
出所から2年半の間に、28カ国58都市を訪れた堀江さん。急成長し続けるアジア諸国、停滞・成熟する欧米などを巡りながら、この日本という国で僕たちがどう生きればいいのかを堀江さんは考えました。
書籍『君はどこにでも行ける』を、発売に先駆け特別先行掲載いたします。

安くなったのは、悪いことではない

 日本は経済発展ばく進中のアジアの中心地にあり、その主要国である中国・韓国・シンガポールなどからとても近い。この「近さ」がどれほど有利なことか。欧米の大企業やビジネスパーソンは、距離的な問題でアジア経済になかなか食いこめないことを、悔しがっている。

 日本は地政学的に、伸び盛りのアジアマネーを、うまくすれば総取りできるポジションにいる。〝円〞が安くなったことで、中国など強大なマネーパワーを持つ国と組みやすくなった。

 思慮の浅い経済人や政治家の一部は、「夢よもう一度」とでもいうか、成長の目指すべきところを、1980年代後半のバブル時代を基準にしている。

 ナンセンスだ。たしかにバブルは必ず、繰り返す。いつか必ず、日本にもバブルは来る。これは資本主義経済の歴史のうえでは自明のことだ。ただそれが10年後か100年後か、もっと先なのかはわからない。

 バブルを追いかけても無意味だ。正確に言うなら、1980年代後半の降って湧いたようなバブル景気の再来を期待しても、意味がない。あの頃とは社会情勢もビジネスの潮流も、何もかも違いすぎる。


 僕の考えとしては、実はいまこそ、バブルとは違う意味で、経済成長できるチャンスだと思う。
 日本が買い叩かれている。結構なことだ。アジアマネーの呼びこみを成功させて、未来型のグローバルビジネスを構築していく絶好のタイミングだ。そういう時期だというのを、ほとんどの日本人は気づいていない。それどころか、現状から目を逸らそうとしている人も多い。

この続きは有料会員登録をすると
読むことができます。
cakes会員の方はここからログイン

1週間無料のお試し購読する

cakesは定額読み放題のコンテンツ配信サイトです。簡単なお手続きで、サイト内のすべての記事を読むことができます。cakesには他にも以下のような記事があります。

人気の連載

おすすめ記事

この連載について

初回を読む
君はどこにでも行ける

堀江貴文

街角で〝爆買い〟する中国人観光客を横目で見た時に感じる「寂しさ」の正体はなんでしょう。出口の見えない不況の中で、気づけば日本はいつの間にか「安い」国になってしまいました。 出所から2年半の間に、28カ国58都市を訪れた堀江貴文さ...もっと読む

この連載の人気記事

関連記事

関連キーワード

コメント

kurenai987 |君はどこにでも行ける|堀江貴文|cakes(ケイクス) 約1年前の記事になってしまうけど https://t.co/OS4b1TcE1j 2年以上前 replyretweetfavorite

IchiroNISHIMIYA <もはや日本人よりも、 中国人はお金持ち! ?3億人とも言われる中国の巨大な中間層>『中国人の「財布の中身」』https://t.co/vpA1WobUTC 「」 https://t.co/S2B5xrdd5U 2年以上前 replyretweetfavorite

honmoto 堀江貴文のQ&A 情報格差が狙い目? https://t.co/2VpYA4xK5S Amazon輸出ツール⇒ https://t.co/bmHzu2aIye @takapon_jp 3年弱前 replyretweetfavorite

honmoto 「日本は地政学的に、伸び盛りのアジアマネーを、うまくすれば総取りできるポジションにいる。〝円〞が安くなったことで、中国など強大なマネーパワーを持つ国と組みやすくなった。 」 https://t.co/ic5iB6Fr7v @takapon_jp 3年弱前 replyretweetfavorite