先週の週末はなにをしていましたか?
いらっしゃいませ。
bar bossaへようこそ。
カウンターの中でソムリエナイフを使ってワインのコルクを抜いていると、たまに「どうやったらそんなに上手くコルクを抜けるようになるんですか? 何かコツがあるんですか?」と質問されることがあります。
これはですね、もう本当に毎日毎日、何度も何度もコルクを抜いていると上手くなります。
もちろん堅いコルクもあれば、ゆるゆるになっているコルクもあるのですが、でも毎日ずっとやり続けていると、「そういうコルクによる癖の違い」も身体で覚えてきて、簡単に開けられるようになるんです。
バーでの接客もそうで、僕は1ヶ月500人くらいを接客しているのですが、本当にいろんなお客さまがいらっしゃいます。でも、この仕事を20年間も続けていると「ああ、この方は虚勢をはっているんだな。こっちがバカな冗談を言ってもっとリラックスしてもらおう」とか「ああ、この方は今日この女性を口説きたいんだなあ。よしじゃあアシストしなきゃ」ってことが、もう皮膚感覚でわかるようになります。
さて、恋愛の話です。最近わかってきたのは、「やっぱりどこかにあなたにぴったりの異性が必ず1人はいます」ということです。
たとえば、性格が内向きすぎて異性とうまくコミュニケーションがとれないんだろうなあって感じる方でも、そういう人の良さを理解してくれる人は必ずいます。まだその人に出会っていないだけなんです。だからとにかく「異性と二人きりで会う機会」をたくさん作るしかないです。
例えば先週の週末はどうしていましたか? 異性と会いましたか? 同性の友達と会ったり、家でぼんやりなんかしていませんでしたか?
もうとにかく異性に会いに行く数を増やすしかないです。会う人数という「分母」が多くなれば多くなるほど、「自分っていつもこういう風に自分の話ばかりしてしまって、相手を退屈にさせているんだ」とか「女性はこういうお店に食事に行くと喜んでくれるんだ」とかってことがわかってきます。