週刊ダイヤモンド
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第3回】リカードからハイエクまで 偉人たちの驚きの三大バトル
経済現象の真理解明に生涯をささげた大経済学者たち。時に先陣争いを繰り広げ、また論敵との激論に臨み、経済学史にその名を残した。本当にあった驚きのバトルを振り返ろう。
【マルサスVSリカード】
自由貿易か保護貿易か
小麦の輸入で大激論
「経済学の父」アダム・スミス以降の英国古典派経済学者といえば、トマス・マルサス(1766~1834年)とデヴィッド・リカード(1772~1823年)が代表的な存在だ。
マルサスは『人口論』(1798年)で現在でもよく知られている。ケンブリッジ大学で数学などを学び、卒業して5年後に教職に就いた。1805年以降は東インド会社に付属する官僚養成学校で経済学教授を務める。
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この連載について
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現在の経済学を深く理解するには、その背景を知ることである。『これならわかるよ!経済思想史』(小社刊)の著者、坪井賢一が三大思想の盛衰を軸に「経済学の歴史」をご案内する。
著者プロフィール
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※ cakes版では、一部の漢字が簡略体で表記されている場合があります。内容は『週刊ダイヤモンド』本誌の編集当時のものです。