僕はヒーローになりたかった
ラスボス 僕、仮面ライダーになりたかったんですよ。
—— え? それはヒーローショーに出たいということではなく?
ラスボス ではなく。これは今でもなんですけど、ずっと仮面ライダーになりたくて。彼女が助けを求める声には絶対に応える、そんだけですね。
—— スイスイさんにとってのヒーローになりたかった、ということですか?
ラスボス たぶんスイスイさんじゃなくても、誰にとってでもよかったんだと思います。ただ、そこにわかりやすく、露骨に助けを求めてくる人がいたので。
—— それは放っておけないと。彼女を救うことで自分も救われるみたいなところがあったんですかね。
ラスボス そうですね、多々ありました。彼女を助けている間は、僕はいわば仮面ライダーになれてるわけですからね。
—— スイスイさんメモに「寒くなるにつれリストカットがはじまる。ある日、軽音楽部の飲み会中に、●●先輩とラスボスくんが切羽詰まった話し合いをする」とあるんですが、これは覚えてますか?
ラスボス 覚えてないです。
—— どうもその部長だった元カレにラスボスさんは、「スイスイのことは俺が守っていきますから」と言ったらしいんですが……。