出版不況と闘う書店

第1回】紀伊國屋書店が破った“掟” 出版流通はどう変わる?

大手書店の紀伊國屋書店が、村上春樹氏の自伝的エッセイ『職業としての小説家』の初版本10万部の9割を買い取り、論争を巻き起こした。同社はなぜ出版流通の“掟”を破ったのか。

 『職業としての小説家』(村上春樹著)の発売翌日の9月11日、紀伊國屋書店の新宿本店1階には、同書が文字通り“山”のように積まれていた。

村上春樹氏の『職業としての小説家』を平積みし、大々的に売り出す紀伊國屋書店の新宿本店

 台の上に表紙を見せて積み上げる“平積み”という陳列方法で、21面もの表紙が来店者を出迎える。「通常の新刊の7~20倍の面積を使った」(紀伊國屋)という破格の扱いだった。

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出版不況と闘う書店

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芥川賞を受賞した『火花』(又吉直樹著)の販売部数が200万部を超えるなど、出版業界はこの夏、活況に沸いた。しかし、長期的には出版不況が続く。闘う書店は独自の生き残り策を講じている。

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