デキる人ほど危険?グチ潔癖性【後編】

瑠雨図(ルウズ)さんの止まらないグチにイライラをぶつけてしまった河合さん。ずんずん先生が彼女に下した病名は「社会人グチ潔癖症」でした。自分に厳しい人ほど他人のグチを受け入れられないこの病。果たして河合さんは、瑠雨図さんと和解することができるのでしょうか? グローバル企業の実態をおかしく描いた『外資系はつらいよ』で人気のずんずんさんの新連載です。


グチばっかり言う人って嫌ですよね。


せっかく久しぶりに会ったとしても、話すことと言ったら会社のグチ、同僚のグチ、はたまた彼氏のグチ……。


相談かと思ってアドバイスすれば、

「そんなこと聞いてない。ただ話を聞いてほしかっただけ」

と言われる始末……。

お前は一体何がしたいんじゃーい!!

と、思わずテーブルをひっくり返したい気持ちになってしまいます。

グチというのは「負のエネルギーの塊」みたいなもの。
これを毎回聞かされていては、自分のエネルギーまで吸い取られるような気がしてしまいますよね。

そんなマイナスの影響を与えてくる人は、できれば避けて通りたいものですが、なかなかそうはいかないのが、人間関係のしんどいところです。

では、グチばかり言う人に会った時にはどうすればいいのでしょうか?

グチを言う人は、外部を否定して自分を肯定したい人です。

自分がこんなにがんばっているのに評価されないのは上司のせいだ。
自分がこんな会社にいるのは景気が悪いせいだ。

と言った具合に、自分にとって「都合の悪いこと」を外部の原因にしていきます。
しかし、実は本当の原因というものは、自分自身の中にあるのです。

がんばっているのに評価されないのは、自分の努力の方向性が、上司の求めているものと違うせい。
自分がこんな会社にいるのは、景気が悪いせいではなくて、転職する勇気がないせい……。

こんな風に「本当の理由」にフタをして外部のせいにすることで、自分を肯定し続けているのです。

こんな人たちが求めているものはなんでしょうか?

それは「承認」です。
がんばっている自分を認めてほしいんです。

つらくてつらくてつらくてしょうがない。そんな環境でがんばっている自分を褒めてほしい、認めてほしい。
グチはそんな心の叫びの表れです。

グチを言っている人は、自覚はなくても、相手の注意を引くことに必死です。

「自分の苦労を全然わかってない!!」と感じるかぎり、どんどんとグチはエスカレートしていくでしょう。
その結果、相手はグチを延々と言い続けます。終わりのない悲しいループなのです。

相手がその環境から抜け出すことを決めるのはあなたではありません。
それはグチっている相手が決めることです。

あなたには何もすることができない。

そのかわりにほんのちょっとだけグチを聞いて、
がんばっている相手を認めてあげましょう。


河合さん「相手を認める……」

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自分の会社に不満を抱えている青年、出来内陽太(デキナイ・ヨウタ)。「こんな会社もうやめたい」と日々愚痴っている陽太の前に現れたのは、「産業メンヘラ医」を名乗る謎の女で……!? グローバル企業の実態をおかしく描いた『外資系はつらいよ』で...もっと読む

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コメント

koo_nya 「愚痴を言うな意見を言え」上司のこの言葉を座右の銘にしていたから、何度も同じ愚痴は聴きたくない人。登場人物が違うだけの同じ内容を何度聞かされたか。愚痴は人に盛る毒だよ。 4年以上前 replyretweetfavorite

c_manami_001 自分も愚痴言うけど生産性なくてやだなって思う。でもコミュニケーションだもんね。 引用:・大切なのは、相手の世界に共感し「君はがんばっている」と認めてあげること 4年以上前 replyretweetfavorite

suguruko ”将来グローバルリーダーになるんだろ? それなら色んな世界のことを知らなくちゃ” ははは。ごもっとも! 4年以上前 replyretweetfavorite

hanahana_1212 これ、危険なやつ。一度でもそうしてやると、ことあるごとに何度でもくる。 酷いときは、客先まで長文の愚痴メールが来る。結果、切った。 4年以上前 replyretweetfavorite