結婚だけが女の幸せじゃなくても、“結婚できる服”を着る理由

「結婚だけが女の幸せじゃない」とは言うけれど、やっぱり“結婚”したい。そんなアラサー女子の結婚願望に、とことんアンサーし続けてきたのが女性ファッション誌『CLASSY.』です。結婚することだけに忠実に向き合った『CLASSY.』の提案を見つめるうちに、芳麗さんはある仮説にたどり着きました。
この道20年のベテラン女性誌ライター芳麗さんが贈る“ありふれた女”たちのための教科書です。

「ねぇ、クラッシィ。どうして、そんなに、結婚したいの?」

 日曜日の昼下がり。代官山蔦谷書店のカフェ「IVY PLACE」でボーダーワンピを着たクラッシィは、さっきからずっと「いまデートしている3人の男は、誰がいちばん結婚に近いか」という話をしている。少し飽きてきた私は、常日頃から抱いていた疑問を投げかけたのだ。すると、彼女は、心底、不思議そうな顔をする。

「そんなこと考えたこともない。わたしたちには“結婚しない”っていう選択肢がないもの。恋愛したら、“本命彼女”しかなりたくないし、その先にあるのは、当然、結婚でしょう?」

 いわく、「どうして結婚したいのか」なんてコトを考えているヒマがあるのなら、「結婚するためにどうすればいいか」を考えて実践したほうがいいという。
 願望は人ぞれぞれだけれど、「結婚したくない女」「結婚しないと決めている女」はいまだ多くない。たいていの女は、理由がなくても、「結婚したい」のだ。私はいじわるな質問を続ける。

「結婚したい女には2種類いるよね。“その彼だから、結婚したい女”と“結婚そのものがしたい女”。クラッシィはどっちなの? っていうか、後者でしょう?」

 しかし、彼女はみじんも悪びれない。

「もちろん、後者。“結婚”がしたいの。理想の条件を備えていて、そこそこ気が合って、できれば、好きな男とね」

ブレないCLASSY.の結婚道

 多様・細分化したメディアにおいて、王道かつメジャーな女性誌ほど苦戦が強いられる中、それでも好調をキープしている雑誌がいくつかある。そのひとつが、アラサー向けの女性ファッション誌『CLASSY.』だ。

 揺らがない人気の理由は、“女子の夢=結婚したい!”にきっちりコミットし続けているから。「恋愛しない若者が増えた」とか、「結婚だけが女の幸せじゃない」と言われて久しいけれど、「結婚」はいまだ王道である。他のメジャー女性誌もほとんどは、「結婚したい」女子に向けて作られてはいる。しかし、CLASSY.は、気合いが違う。

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芳麗

「出産は人生見直しの大チャンス!」――時代に敏感な新旧の女性誌のキャッチコピーを振り返りながら、女の人生の選択についてポップに語る本連載。この道20年のベテラン女性誌ライター芳麗さんが贈る“ありふれた女”たちのための教科書です。

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コメント

yuka_jyotei このへんの話は社会学でやるとむっくちゃ楽しいやで。_ 約3年前 replyretweetfavorite

kaki_chiharu ぎくー!>自我が強い人は結婚できない。結婚生活は人に合わせるものだから、“自分”なんて要らない、、、 4年弱前 replyretweetfavorite

fukayas “結婚”とは歩きやすく舗装された道路である…かぁぁぁ。 4年弱前 replyretweetfavorite

zarame_Sister 「〝結婚そのもの〟がしたい人」について疑問に思うことがよくあったけど、ちょっとこの記事読んで納得したかも。  4年弱前 replyretweetfavorite