不老不死の夢、叶うかも? しれません

ケトルVol.10は、「学者」特集! コラムコーナーでは、「目のつけ所がスゴい!」研究の数々ご紹介。第3回は、「ベニクラゲの若返り世界記録」を追求しているという久保田信さんです。

もしも若返りができたなら─。

そんな「もしも」の実現に最も近い研究をしているのが、京都大学瀬戸臨海実験所の久保田信准教授。研究対象のベニクラゲは、死期が迫ると自ら肉体を退化させ、幼少期の「ポリプ」に「若返る」んです。

1996年、イタリアの研究者がこの若返り現象を発見しました。久保田先生はもともと別のクラゲの早死にの研究をしていましたがこれに感銘を受け、「人類の夢、不老不死のヒントが隠されているかも」と研究に没頭するように。2年間で1 個体を10回も若返らせることに成功したのです!

ベニクラゲの名前の由来は、透けて見える消化器の色が赤いことから。瀬戸臨海実験所のある京都大学白浜水族館で、ベニクラゲの標本が見られます! 入場料500円

「個人的な見解ですが、彼らは繁殖能力が低く、若返りは絶滅を防ぐためでは」

クラゲの体はが水分。本来なら有性生殖後に死に、海水に溶けて消えるはず。しかし、ベニクラゲは体長4〜10mm程と小さくて弱い生き物ゆえ、自然界では戦うことよりも若返りを選択したのです!

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「最高に無駄の詰まった雑誌」がコンセプトの、雑誌『ケトル』。その毎号の特集をcakesで配信していきます。第10弾のテーマは「学者が大好き!」。「なんで?」子供のころ思ったあの気持ちをずっと持ち続ける人たちがいるーー。彼らの日常にとこ...もっと読む

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