動物のキスはフェロモンの交換なのです

ケトルVol.10は、「学者」特集! コラムコーナーでは、「目のつけ所がスゴい!」研究の数々ご紹介。第2回は、フェロモンに気づく研究をされているという廣田順二さんです。

顔は全然好みじゃないけど、わけもなくこの人に惹かれてしまう! 

そんなとき、人はなぜかその恋心を「フェロモンの悪戯ね」とため息をついてしまうもの(だと思うんです。多分)。

が、「実は人間にはフェロモンを感知する器官はないんです」と衝撃的な発言をするのは、東京工業大学の廣田順二准教授。廣田先生は、マウスを使った実験で「フェロモン分子を感知する神経細胞の生成メカニズム」を解明したとして、学界で話題に。そんな廣田先生に、フェロモンのしくみについて聞きました!

「フェロモンは動物の体から分泌されるもので、性行動・縄張り行動・子育て行動などの動物の本能的な行動を誘導する大切な要素。動物同士が出会い頭に鼻をくっつけあったりしますよね。動物の鼻はたいてい粘液で濡れていますから、あれは実はお互いのフェロモン情報を交換しているんじゃないかと言われています」

フェロモンというと性的なをイメージが強いですが、自然界では危険を仲間に知らせる警報フェロモンや仲間の集合を促すフェロモンなど実は種類もいろいろあります

ミッキーとミニーは、いつも鼻でキスするけど、あれってそういうこと? もしもそうなら、ディズニーの科学知識、恐るべし。

「そのフェロモンは、動物の鼻の中にある鋤鼻(じょび)器という器官で探知します。ですが、人間の場合、この器官が退化しているため、フェロモンを感知できないと考えられています」

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