週刊ダイヤモンド
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第9回】齋藤 孝(明治大学教授)インタビュー
本の「大量購入・大量消費」を自任する齋藤孝・明治大学教授。読書で得た知識を、限られた時間の中でどうやって自分のものとし、活用していくのか。その効率的な手法を披露してくれた。
読了の呪縛から逃れよう
頭に入れるのは2割でいい
さいとう・たかし/1960年生まれ。東京大学法学部卒業。同大学院修了。『声に出して読みたい日本語』(草思社)、『読書力』(岩波新書)、『本をサクサク読む技術』(中公新書ラクレ)など著書多数。
何のために本を読むのか。娯楽小説などは別として、一般的には「読書で得た知識を身に付け、自分のものとして活用する」ということが、大きな目的ではないでしょうか。
知識をどんどん自分の中に入れていくのは、それ自体楽しいものですが、その知識は活用することでさらに楽しさが増します。だから、人は本を読むのです。
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この連載について
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「自分が欲するように世界を理解する態度」を指して「反知性主義」という。結論ありきの情報収集に流れず、常に自分自身に実証性、客観性を保つための一番の方策は、やはり読書だ。
著者プロフィール
2013年に創刊100周年を迎えた『週刊ダイヤモンド』は、書店で一番売れているビジネス誌。昔も今も“ビジネスパーソンのパートナー”として、常に変化する時代をキャッチし、鋭く取材対象に斬り込み、わかりやすく読者にお伝えしてきました。その中から選りすぐりの記事をお届けします。
※ cakes版では、一部の漢字が簡略体で表記されている場合があります。内容は『週刊ダイヤモンド』本誌の編集当時のものです。