知性を磨く読書術

第6回】哲人たちの読書術/④池内 恵(東京大学先端科学技術研究センター准教授)

バランスよく本を読むというのは難しい。いわゆる「本読み」と呼ばれる人たちは、どのようにして本を選び、限られた時間で読みこなしているのだろうか。その秘訣を尋ねた。

全ての文献を網羅して
“知の体系”に近づく

いけうち・さとし/1973年、東京生まれ。東京大学大学院総合文化研究科博士課程を単位取得退学。アジア経済研究所の研究員などを経て、2008年より現職。専攻はイスラーム政治思想史、中東地域研究。

 読書について、広く一般の読者に向けた話をする際には、いつもちゅうちょすることがあります。

 以前、『書物の運命』(文藝春秋)にも書きましたが、父親がドイツ文学者で、家にはテレビがなく、本ばかりが大量にある家庭で育ちました。ですから、職業として本を読み、物を書いている今でも、本の買い方、読み方、置き方など、全てが普通ではないのです(笑)。

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「自分が欲するように世界を理解する態度」を指して「反知性主義」という。結論ありきの情報収集に流れず、常に自分自身に実証性、客観性を保つための一番の方策は、やはり読書だ。

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consaba 池内恵「父親がドイツ文学者で、家にはテレビがなく、本ばかりが大量にある家庭で育ちました。ですから、職業として本を読み、物を書いている今でも、本の買い方、読み方、置き方など、全てが普通ではないのです(笑)。」|週刊ダイヤモンド https://t.co/8R06MttIPC 2年以上前 replyretweetfavorite