知性を磨く読書術

第2回】佐藤 優(作家・元外務省主任分析官)インタビュー

“希代の読書家”である佐藤優氏は、読む力を付けるためには、読書しかなく、読書をするということは、教養を高めて自分のスペックを高めることだと喝破する。実践的読書術を聞いた。

“反知性主義”に陥らず
自らのスペックを高めよ

さとう・まさる/1960年、東京生まれ。同志社大学大学院神学研究科修了。元外務省主任分析官。2005年に『国家の罠』(新潮社)を上梓して以降、旺盛な執筆活動を続ける。著作は、共著も含めて150冊。

──最近は、“反知性主義”というフレーズをよく耳にします。佐藤さんは、過去の著作で反知性主義の危険性を指摘してきました。

 ええ。反知性主義とは、「実証性や客観性を軽視もしくは無視して、自分が欲するように世界を理解する態度」のことを指します。

 反知性主義は、2012年12月に第2次安倍晋三政権が誕生後、日本の政治エリートの間で急速に広がっています。例えば、13年7月に麻生太郎副総理が「ナチスの手口に学べ」と発言したことなどが典型的です。昨今の国際情勢では、こうしたことで国益を損なう恐れがあります。実際、この発言は、国際問題に発展しました。

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「自分が欲するように世界を理解する態度」を指して「反知性主義」という。結論ありきの情報収集に流れず、常に自分自身に実証性、客観性を保つための一番の方策は、やはり読書だ。

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コメント

SleepyBuddaReal https://t.co/BnJMlBZIzE 佐藤優氏も同じ 要は普通の外務省職員が行きたくない国に「外務省職員」として行く 数年我慢すれば外務省に雇われる そういう制度があるわけ・・・ 2年以上前 replyretweetfavorite

uuuuuuu へるだるりんhttps://t.co/S2LJBE7D8D 3年以上前 replyretweetfavorite

skbluegreen 紅型の凝ったシャツをお召しですね。特注ではないかしら。沖縄アイデンティティを服装からも示されるようになったと。 4年以上前 replyretweetfavorite

consaba インタビュー佐藤優「反知性主義とは、「実証性や客観性を軽視もしくは無視して、自分が欲するように世界を理解する態度」のこと」|週刊ダイヤモンド https://t.co/uekjlsZhTg 4年以上前 replyretweetfavorite