それでも僕は、外科医をやめない

手術中にあのアーティストの歌だけは流してほしくない話

今回の雨月先生は、久しぶりに手術の話です! 普段は、こじらせた独身話などをしていますが、実は雨月先生は年間200件もオペを行うハードワーカー。長時間のオペで身も心もへばりそうな時に、そっと支えてくれるのはオペ室に流れるBGM。好きなアーティストの曲であれば、集中力も高まる効果もありますが、そうでなかった場合は、調子が狂うそう。今回の話は、そんな調子が狂ってしまうアーティストのお話……。

こんにちは、外科医の雨月メッツェンバウム次郎です。
今回はこじらせた話ではなく、「手術中に聞く音楽」についてお話したいと思います。

私はだいたい平日は毎日手術に参加していますが、そのほとんどの手術では、音楽がかかっています。
どこの病院でも、手術中って音楽をかけていることが多いんですよ。

ではいったい、外科医は手術中にどんな音楽を聴いているのでしょうか?

まず、手術って2種類あります。「Awake」(患者さんが起きている)の手術と、「全麻」(全身麻酔)で患者さんが寝ている手術です。「Awake」の手術では、患者さんは起きたままの手術ですから患者さんがリラックス出来るような、クラシックやジャズなんかを流します。たまに、「これを流してほしいんです」と患者さんがCDを持ってくることもあり、その時はそれを流します。病院によってちょっとずつルールは違うでしょうが、私のところでは基本OKですね。

一方で「全麻」の場合、患者さんは完全に眠ってしまいますから、医師かナースが好きな音楽をかけることになります。

音楽の種類はドクターによってまちまちで、自分のスマホとBluetoothスピーカーをつないで流したり、ナースに任せっきりの人もいます。少し神経質ぎみな外科医だと、「気が散る」と言って全く流さないスタイルのことも。

でも、大体9割方は音楽をかけているといっても過言ではないでしょう。

この続きは有料会員登録をすると
読むことができます。
cakes会員の方はここからログイン

1週間無料のお試し購読する

cakesは定額読み放題のコンテンツ配信サイトです。簡単なお手続きで、サイト内のすべての記事を読むことができます。cakesには他にも以下のような記事があります。

人気の連載

おすすめ記事

この連載について

初回を読む
それでも僕は、外科医をやめない

雨月メッツェンバウム次郎

高学歴エリート集団だと思われがちな外科医の世界は、実は、毎日人を切り刻んでる特殊な世界です。現役医師が語る外科医の世界は、とっても不思議な世界。毎日、さまざまな患者さんと接し、手術をするなかで感じたことを、ありのままに語ります。not...もっと読む

この連載の人気記事

関連記事

関連キーワード

コメント

ugetsujiro 以前cakesでアップした記事中にフリーメーソンのリンクを貼ったのだが、どう探しても完全に消滅している・・・怒らせてしまったかな。最後にフリーソーメンのリンク貼ったからかな。「 4年弱前 replyretweetfavorite

mokonyan さっきの話もそうだが、職場の環境音は重要 https://t.co/Ueo7nc8tbe 4年弱前 replyretweetfavorite

okanoumigame 確かに無駄に難易度が上がりそうだ 4年弱前 replyretweetfavorite

kingmayummy よいお話。> 4年弱前 replyretweetfavorite