米国人同士のビジネス交渉がケンカになる理由

アメリカ人がビジネスの場で交渉をすると、ケンカ同然の白熱した議論になるそうです。その様子に日本人はみな驚いてしまうそうですが、アメリカ人がケンカ交渉をするのには、実は合理的な理由があったのです。


世界の壁は高くない—海外で成功するための教科書(廣済堂出版)

〈変革の壁〉

イノベーションを鮮明に感じるということ

 二〇一五年、ドイツが移民を約八〇万人規模で受け入れると表明しています。
 ドイツ国内でも賛否両論です。これは社会に新たな知や労働力が入るからいいという人もいれば、受け入れたくないという人もいます。受け入れたくない人は、「話す言語も違う、肌の色や見た目も違う、そうした人が増えてきて、自分の国のようでなくなってきていると感じる、住みにくくなった」といっていました。
 とはいえ、ドイツ以外でも、米国をはじめ、海外では社会全体が違うものを受け入れていく土壌があります。
 一方、日本では、移民の受け入れはごくわずかで、社会におけるインパクトがあるほどは受け入れをしていません。おそらく、島国の日本にいると、海外から人が流入してくる感覚を理解することはなかなか難しいのではないでしょうか。
 また、日本に比べると、海外では企業の変革も速く、大胆に変わっていると感じます。
 ビデオレンタルのBlockbusterが破綻し、Netflixが台頭、BordersやBarnes&Nobleがなくなり、Amazonで本を買うようになる、従来のタクシーはあまり使わなくなり、配車サービスのUberが中心に、ホテルに泊まらずAirbnbに、高級自動車の人気車種ランキングもフェラーリからテスラに、と目に見えるような変化が生活の実感としてあります。

 社会が変わっていくのが速い、イノベーションが起こるのが速い、そうは耳にしても、感覚としてわかりづらいと思うのですが、実際にお店がなくなっていき、使うサービスが変わっていくと、その変化を鮮明に感じることができます。

 こうした社会変革が起きる環境に暮らすことは、会社を変革することの下地になると思っています。変革の感触や必要性にも抵抗感が少なくなって受け入れられるようになってくるのです。

〈交渉術の壁〉

交渉で半分の人は嘘をついたことがある
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世界の壁は高くない—海外で成功するための教科書

鳩山玲人

サンリオで海外戦略を担当。会社の営業利益が入社5年目で約3倍となり、常務取締役となった鳩山玲人さん。2015年、ハローキティをハリウッドデビューさせるための、社内ベンチャーのCEOに就任し、米国経済誌により「今まででもっとも成功したハ...もっと読む

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コメント

mirai1975 交渉も外注できる。 これがこれからのスタンダードかな。 #blogmission 約4年前 replyretweetfavorite

jwcbkk しかし・・・海外ビジネスで日本人が交渉をするのは、極めて難しいのではないか!?タイ国ならタイ人に交渉させる(してもらう)ほうが良いという考えは一応同感です。 https://t.co/qTeWgq5Ct0 約4年前 replyretweetfavorite

rhiroko 「英語自体が苦手だ、という人もいるかもしれません。//恥ずかしがる必要はまったくありません//相手の言葉の意味を確認する行動は、米国に暮らしていると、義務のような」 約4年前 replyretweetfavorite