週刊ダイヤモンド
【
第35回】実家の片づけの効用は親とのコミュニケーション
子供と同居しない高齢者の家は物があふれ、散らかりがちだ。実は実家を片づけることは、見掛けが奇麗になること以上に、多くのメリットがある。面倒がらずに乗り出してみよう。
「相続や贈与の話を進める前に、まず実家の片づけをしましょう」。片づけのプロフェッショナルで、片づけ上手塾エグゼカレッジ表参道校代表理事の渡部亜矢さんはこう提案する。渡部さんは、出張片づけサービスを行ったり、高齢者の家を片づけるための講座を開いたりと、これまで多くの実家の片づけのケースを見てきた。渡部さんによると、高齢者の住む実家が散らかってしまうのには、理由と幾つかの傾向があるという。
最大の理由は体の自由が利かなくなること。例えば、日用品の買い物に出掛けて帰ってきても、以前のようにすぐにはしまえない。ほんの少し高い位置に棚があるだけで、収納することが負担になるのだ。その結果、廊下に買い物袋などが並んでいくことになる。
cakesは定額読み放題のコンテンツ配信サイトです。簡単なお手続きで、サイト内のすべての記事を読むことができます。cakesには他にも以下のような記事があります。
人気の連載
-
武田砂鉄
-
May_Roma
-
フェルディナント・ヤマグチ
12034
false
この連載について
週刊ダイヤモンド
遠く離れてたまにしか会わない家族と、お金の話はしにくいと思うかもしれない。しかし、実は、年末年始に会うタイミングでこそお金について話すべきなのだ。
*情報は税理士やファイナンシャルプランナーが監修をしていますが、実際に、相続や贈与を...もっと読む
著者プロフィール
2013年に創刊100周年を迎えた『週刊ダイヤモンド』は、書店で一番売れているビジネス誌。昔も今も“ビジネスパーソンのパートナー”として、常に変化する時代をキャッチし、鋭く取材対象に斬り込み、わかりやすく読者にお伝えしてきました。その中から選りすぐりの記事をお届けします。
※ cakes版では、一部の漢字が簡略体で表記されている場合があります。内容は『週刊ダイヤモンド』本誌の編集当時のものです。