あとのことは知らんよ「ザ・ウォーク」地上411mのやりたい放題

2016年最初の更新は『ザ・ウォーク』。1974年にフランスの大道芸人フィリップ・プティが実際に成し遂げた「ワールド・トレード・センター間の綱渡り」を題材にした映画です。地上411メートル、綱一本の世界で見えてきたものとは……? 映画の結末に触れておりますので、ご注意ください。
遅ればせながら、2016年も作家・江波光則さんの映画感想文「あとのことは知らんよ」コーナーを何卒よろしくお願いいたします。

■2016年もあとのことは知らない感じで

 あけましておめでとうございます。

 新年一発目、『ザ・ウォーク』の試写会に参加させていただきました! なんて言うか地上450メートルだかなんだかの、今は無き世界貿易センタービルのツインタワーにワイヤー渡してそこを渡るという、それだけの映画です! 何か出初め式みたいで新年に見るにはふさわしいのではないでしょうか?

 何とかの7作目ですか? まだ見てません! だって僕が見なくても皆さんごらんになるでしょうから……混むだろうしマイペースに見たいから……(聞いたら大して混んでないらしいとのこと)。というか僕はね、年老いたハン・ソロなんか見たくないんですよ! あれハン・ソロじゃなくてハリソン・フォードじゃないですか、だって!(以下何を言っているのか分からないので割愛)

■エベレストにのぼるより無理ぜったい無理

 そんな事より『ザ・ウォーク』ですよ。予告編で面白そうだなと思っていたんですが、案の定、面白かったですよ。前に見た『エベレスト』と同じというか、あれから俗世感を引っこ抜いてより芸術家方面に寄せた感じ。なので凄く厄介。面白かったんですが、なんで綱渡りにそこまで孤高の芸術性を見いだせるのかはわかりません。まだ山登りは登ってみたいな~ってなるところもありますが、綱渡りて。

 映画は主人公の回想という体で描かれるので「失敗して落ちて死ぬ」とかのハプニングもありませんし、途中のストーリーも脚本としてはとんとん拍子に進みすぎというか都合良すぎるとしか思えない展開が続くのですが、そんな事は割とどうでもいいです。

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江波光則映画レビュー

江波光則

6月下旬に終末SF『我もまたアルカディアにあり』を刊行した江波光則氏。 もともと映画がお好きな江波氏に、「終末」つながりで「マッドマックス 怒りのデス・ロード」を見た感想をまとめていただきました。

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コメント

nobyta_ 今回も飛ばしてますな・・・・これ本にまとまったら買うわきっとオレ(小説は読んでないけど) 5年弱前 replyretweetfavorite

isoparametric7 2016年1回目の更新です! どうぞよろしくお願いいたします。→ 5年弱前 replyretweetfavorite