第24回】公的保険は多機能・低コスト 世代間格差には家族で向き合う

公的年金は間違いなく老後の資金の柱だ。ただ、50年以上前に整備された国民皆年金は、もはやガタがきている。どの世代にとっても大事な年金の損得と構造問題を、家族で考えよう。

 高齢者は年金をもらい過ぎていると思いますか? 1000人アンケートでは、退職世代の7割が「もらい過ぎと思わない」と答えた。現役世代は「そう思う」が3割、「思わない」が4割といい勝負となっている。年金問題を複雑にさせるのは、世代間で拭い切れない不平等感があるからだ。

 その根っこにあるのは、日本の最大の構造問題、高齢化だ。2013年の75歳の平均余命は男性11.7年、女性15.4年となった。75歳の男性は87歳近くまで、75歳の女性は90歳ちょっとまで平均的には長生きできる。

 同じ1938年生まれの人の平均余命はこの10年間で男性3.7年、女性は2.4年と順調に延びている。

 それを社会として支えている土台が社会保険。みんなで保険料を支払う代わりに、病気、失業など人が生きていく上でのさまざまなリスクに対して、国や自治体など公の機関から給付やサポートを受ける仕組みだ。

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