第23回】変わる夫婦の形と働き方に社会が追い付いていない

バブル経済が崩壊するころまでは、専業主婦世帯が主流だった日本。ところが、今や共働き世帯が急増しているにもかかわらず、社会の仕組みや周囲の理解は追い付いていない。

 「初めて孫の保育園を見たときは、ちょっとショックでしたね。田舎の幼稚園や保育園は、大きいですから」

 東海地方に住む60代の男性は、こう回想する。男性の息子夫婦は都内で共働きであり、孫の男の子は0歳のときから、保育園に預けていたという。保育園のイベントを見に行くために上京した男性は、雑居ビルの1階にあった保育園の小ささに言葉を失った。

 「園庭がなくて小さいとは聞いていたが、あれほどとは……」

 今、首都圏などでは保育園不足が深刻だ。保育園とは幼稚園と異なり、母親が働くなど、日中の長い時間子供を自宅で育てることができない家庭のために存在する。裏を返せば、保育園の数が足りて初めて、働く女性は安心して子供をつくることができるのである。

 ところが、都心部では保育園が圧倒的に不足している。その結果、子供が保育園に入れず、予定していた仕事への復帰のタイミングが数カ月も先延ばしになる母親は珍しくないのだ。

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