第13回】“争続”の代表選手「不動産」 原因を知り回避せよ(4)

相続税が増税され、相続財産の半分を占める土地の活用に注目が集まっている。不動産は“争続”の元凶にもなれば節税の要にもなるもろ刃の剣だ。トラブルの典型から円満相続のヒントを探る。

case 4 海外不動産の罠
手続きに10年!!
相続税増える場合も

 親から子・孫に豊かさを引き継ぐため、海外資産を増やそうと考える人は多い。だが、そこにも思わぬ落とし穴がある。

 東京都内で2015年7月に行われたフィリピン不動産投資セミナー。そこに85歳の父と50歳の息子の姿があった。フィリピンの不動産は近年、人気が高まっている。従来、人気だったマレーシアではマンション価格が高騰し、空室率も高い。それに比べ、フィリピンはまだ割安感があるためだ。


 神奈川県からセミナーに来た親子は、横浜市郊外の地主だ。参加の目的は、日本株中心の資産を成長が見込める新興国のマンションに組み替えることだ。「私ももう長くはない。アベノミクスもそろそろ限界だから、新興国に投資して財産を残してやる」。都内に向かう車中で、父が息子に語った。

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親・子・孫 3世代のお金の話

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遠く離れてたまにしか会わない家族と、お金の話はしにくいと思うかもしれない。しかし、実は、年末年始に会うタイミングでこそお金について話すべきなのだ。 *情報は税理士やファイナンシャルプランナーが監修をしていますが、実際に、相続や贈与を...もっと読む

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chiyio1011 うわ…フィリピンの不動産に投資して相続とか無理… QT 3年弱前 replyretweetfavorite