第6回】無理して私立に入れるより金を「希少性」に投資せよ

公立を選ぶか、私立を選ぶか。この問題は、金銭面だけでは測れない3世代の大きなテーマだ。リクルート出身で、公立中学の民間校長も務めた藤原和博氏に、持論を語ってもらった。

藤原和博●教育改革実践家、元杉並区立和田中学校長 ふじはら・かずひろ/1955年生まれ。78年に東京大学経済学部卒業後、リクルートに入社。海外赴任などを経て、2003年から5年間、民間人として初めて都内公立中学校の校長を務めた。

──公立中学か私立中学か、いつの時代も親は頭を悩ませています。

 実際のところ、公立より私立の卒業生が将来の稼ぎが高い、とか、人生の幸福度が高い、とは世界中の誰も明らかにはしていません。にもかかわらず、皆が、何となくそういう気がしています。

 例えば、私立にもいじめの問題はあるが、隠されることだってあります。私立の学校には、教育委員会に報告する義務はありませんから。一方、公立の学校ではたちどころに報道されるので、公立だけでいじめが起きているような極端なイメージが付いてしまいます。

 実際はそうではないのに、私立の方が丁寧に扱われる気がするし、親も同じ経済レベルで集まった方が安心できるという面はあります。それは否定はしません。

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wackosato ある世界観を与えられなくても自分で創造していく、いわば自分で組み立てていける「レゴ型」の学力です。この能力は10歳ぐらいまでにどれだけ外で遊んだか、がベースになってきます 4年弱前 replyretweetfavorite