人生相談「週刊プレイボーイ」100万人の〝童貞〞を救った男

ケトルVol.09は、「雑誌」特集!
「編集者は名刺と電話さえあれば天皇以外なら誰でも会える」20〜30代の男性に支持されるれる〝週プレ〞こと集英社の「週刊プレイボーイ」。その編集長として同誌を80年代に100万部に育て上げた島地勝彦さんに、雑誌編集という仕事の醍醐味、そして〝雑誌らしさ〞とは何か、お話を伺いました。

シガーをくゆらせ、モルトウィスキーが似合いそうなこのオジ様。実は、かつて毎週100万人の「童貞」を救ったヒーローだったんです!

20〜30代の男性に支持されるれる〝週プレ〞こと集英社の「週刊プレイボーイ」。その編集長として同誌を80年代に100万部に育て上げた島地勝彦さんは、そもそもヒュー・ヘフナーが創刊した米「PLAYBOY」のような雑誌が作りたくて、集英社を志望したそう。

「面接で『あんな雑誌が作りたい』って言ったんだよ。『PLAYBOY』といえば、白人女性のものすごいヌードがあるかと思えば、ロアルド・ダールの短編小説あり、サルトルのロングインタビューありと、文化とエロが同居していた。すべてが高級で一流。憧れたね」

そんな島地青年の熱意に、当時の面接官だった本郷保雄専務が感動し入社が決定。その期待に応えるため、編集者として活躍の場を広げていきました。

「本郷さんから教わったことは数えきれないほど。特にシバレン先生(作家の柴田錬三郎さん)に初めて会いに行ったときに言われたことは忘れられない」

現在はリリー・フランキーさんが担当する同誌の人気企画「人生相談」の連載依頼のため、人気作家として多忙を極めていたシバレン先生を紹介された島地さんは、道中、本郷専務から「相手は文豪、君は新人。知らないことは知らないといえ。でも決して卑屈になるな」とアドバイスされたそうです。

「だから、僕はこんなに傲慢になっちゃった(笑)」

大物にも臆することなく体当たりでぶつかっていく島地さんの編集者魂は、芥川賞作家の開高健さんに『人生相談』の連載を頼む際にも発揮されました。

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