第16回】犬の命(中編)

生後3ヶ月のバーニーズ・マウンテンドッグの「くぅ」が我が家にやってきましたが、親バカもあって、徐々にこの子の遺伝子を残したいという気持ちが生まれてきました。

というわけで4年数ヶ月ほど前、生後3ヶ月のバーニーズ・マウンテンドッグの「くぅ」が我が家にやってきました。

犬の妊娠期間はたった2ヶ月です。つまり、生後3ヶ月の子犬は、ちいさな受精卵から考えても、わずか5ヶ月しか経っていないわけです。人間ならまだ母親の胎内にいる時期なのに、「くぅ」は1つの生命としてすでに「ちゃんと」していました。

もちろん、最初はいたずらしてそのへんのものをかじったりもしました。しかし、「それはだめ」と叱ると「はい」と言う顔をして次からはやらない。椅子やベッドに乗ることもないし、留守中にテーブルの上のものを食べたりもしません。(なんていい子なんでしょう!)

それに比べてうちの2人の人間の息子ときたら、生まれて1年経ってもおむつしてウンチ垂れ流しでしてたし、中高校生なっても親の言うことはまともに聞きません。「どちらがより早く”ちゃんと”するか」「言うことをよく聞くかどうか」で生命の価値が決まるなら、犬の方が確実に価値があるんじゃないかとすら思えてきます。

「くぅ」は女の子ですが、(親バカは少し割り引いて読んでいただくにしても)このように性格も悪くないですし、「メス犬は、妊娠・出産を経験したほうが長生きする」という説もありますので、「くぅ」が3歳になったころから「この子の子供が欲しい」と思うようになりました。

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海とわんことビジネスと

磯崎哲也

わんことともに海のビジネスの追っかけをする「海とわんことビジネスと」。ビジネスの大海を渡ってきた磯崎哲也氏が、愛犬のくぅぽんとともに、ビジネスと海の魅力を語ります。(毎週更新)

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