オチビサン歳時記

モミジ 〜「いろは…」と数えたイロハモミジ〜

秋も深まって、紅葉が美しいですね。
オチビサンとナゼニも、赤く染まった木を見上げてうっとり。
ところで、この木の名前をご存知ですか?
どこからどう見ても、モミジ?
じつは、植物学上「モミジ」という科や属はないのです。

私たちが「モミジ」とよんでいるのは、カエデ科カエデ属の落葉樹。古来、秋に山の木々の葉が色づくことを「もみづ」などと表現し、とくに紅葉が美しいカエデの仲間を「モミジ」とよぶようになりました。ちなみに、「カエデ」は「カエルデ」。切れ込みの入った葉の形がカエルの手に似ていると、昔の人は感じたのですね。

本来モミジはカエデの別称ですが、園芸の世界では、葉の切れ込みが深いものをモミジ、浅いものをカエデとよびます。モミジの名をもつ代表がイロハモミジ。日本にとても多いカエデなので、オチビサンたちが見上げているのもおそらくこれでしょう。切れ込みでわかれた葉を「いろは…」と数えたことから、その名がつきました。

ちはやぶる 神代もきかず 竜田川 からくれなゐに 水くくるとは

—不思議の多い神代の昔でも、こんなことは聞いたことがない
  竜田川に紅葉の葉が浮かび、水を紅色に絞り染めにしているなんて

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オチビサン歳時記

金田 妙 /安野モヨコ

漫画家・安野モヨコの描く1ページのカラー漫画「オチビサン」。 春はお花見。夏は海水浴。 秋はもみじ狩り。冬はみんなで"おしくらまんじゅう"。 オチビサンは毎日遊びに大忙し! 『オチビサン歳時記』では『オチビサン』に出てくる季節の言葉...もっと読む

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