第1回】950社、32万人を格付け 日立、世界統一評価基準の脅威

縦割り志向が強い日立製作所が、壮大な試みに挑戦している。全従業員の職務・職責をデータベース化し、グレード付けを行う「グローバル・グレーディング」とはどんなものなのか。

 「日立製作所を米国の会社にするつもりなのか」「米国かぶれのやり方を、そのまま日本に持ち込んだってうまくいくはずがない」

 時計の針を巻き戻すこと4年前の2011年春、山口岳男・日立製作所人財統括本部副統括本部長(当時。現・日立総合経営研修所取締役社長)は、本社役員や事業部幹部から集中砲火に遭っていた。

 山口社長が提案したのは、「グローバル・グレーディング」なるものだった。日立グループ950社に所属する全従業員約32万人の職務・職責を世界統一の基準で評価し、等級分けするものだ。32万人のポストが全て格付けされ、ポストには給料がひも付いている。要するに、ポストを見れば大方の給料が分かる。ポストが上がらなければ、給料も上がらない仕組みだ。

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あなたの給料・評価はこうして決まる 年収格差が生まれるメカニズム

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労務管理が専門の人事屋から人事戦略を遂行するプロ集団へ。ニッポンの人事部は過渡期にある。では、人事部の変身は、われわれ一般ビジネスマンの処遇にどう関わってくるのか。ケーススタディで解き明かそう。

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