晩酌歳時記

第三回・玉子酒

趣味は酒、特技はおいしそうに食べること、愛読書は飲食店のメニュー、そんな佐藤和歌子がお届けするショートコラムです。暦の上ではもう春ですが「余寒」なんて季語もあるくらいで、まだまだ寒い! お酒で暖をとりましょう。

 風邪を引いて食欲がないので、玉子酒プラスαを試してみました。

玉子酒・たまござけ—栄養価の高い鶏卵と強壮効果のある酒を組み合わせた飲み物で、冬の季語。江戸前期の食物図鑑にも「精を益し気を壮んにし、脾胃を調ふ」とある。卵一個に日本酒一合、砂糖小さじ一杯が目安。卵と酒をよーく混ぜてから温める作り方と、先に酒だけ煮立たせてアルコール分を蒸発させてから溶き卵を流し入れる作り方があるが、呑み助には当然前者が好ましい。卵を半熟状に仕上げるにはコツが要り、失敗すると飲む時にドロッと喉ごしが悪くなる。常に攪拌しながら、直火ではなく湯せんで温めるのがベストだが、とても面倒くさい。

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晩酌歳時記

佐藤和歌子

季語と晩酌をテーマにしたショートコラム。月四回更新(毎週木曜、第五はお休み)。

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