週刊ダイヤモンド
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第5回】人事部は社長への登竜門 目立つ銀行、運輸、素材企業
伝統的な日本企業では「人事部は出世への登竜門」といわれる。出世の最終ゴールである社長が、人事部出身かどうかに焦点を当てたところ、企業の共通項が見えた。
人事部出身者はどこまで偉くなれるのか──。出世の最終ゴールとなる社長あるいは代表権を持つ会長に、人事部出身者がどれくらいいるのか調べてみたところ、主に銀行、運輸、素材企業に多いことが分かった。
銀行は、癒着防止のため数年置きの異動・転勤がつきもの。そのため人事部が行員の個人情報を詳細に把握し、強固な人事権を持つ。組織運営は全て、人事で動かしてきたといっても過言ではない。
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この連載について
週刊ダイヤモンド
人事部の評判は、すこぶる悪い。模範となるべき人事部が、時に他部門の足を引っ張り、反感を買っている実態が浮かび上がってきた。批判は期待の裏返しともいえるが、果たして人事部は会社の要たり得るのか?
著者プロフィール
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