ケトル
内田樹さんにとって本屋さんはどんな場所ですか?
本との出会いは宿命だと思っています。書評で本を買うことはまずありません。全身の感度を上げて書架からのメッセージを感じ取って、一冊パッと抜き取るんです。(『ケトル』第0号より)
内田樹さんにとって本屋さんはどんな場所ですか?
本との出会いは宿命だと思っています。書評で本を買うことはまずありません。全身の感度を上げて書架からのメッセージを感じ取って、一冊パッと抜き取るんです。やっぱり自分で買った本って重いですよ。図書館の本って軽いと思いません? その本のジューシーな部分をみんなで吸ってしまったからなのでしょうね。昔はお金がなかったから厳選したけど、今は読む時間が無いから、どの本を読むか厳選しています。選ぶ真剣度はベクトルが違うだけで今も昔も同じですね。
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この連載について
ケトル
「最高に、無駄がつまったワンテーマ・マガジン」をコンセプトとした、雑誌『ケトル』。その毎号の特集をcakesで配信していきます。第1弾は、創刊準備号掲載の「僕等が本屋に行く理由」。
電子書籍、オンラインストア…。本屋に行かなくても本...もっと読む
著者プロフィール
雑誌ケトルは、毎号、カルチャーやライフスタイルに関わるテーマをひとつ取り上げ、あらゆる切り口で特集するワンテーママガジンです。「最高の無駄の中に最高がある」をモットーに、40P超の、無駄に対象を掘り下げた特集と、6Pのロングインタビュー、文化著名人40名によるレビューの3本柱で構成しています。太田出版より偶数月15日発売中です。
公式サイト:http://www.ohtabooks.com/publish/kettle/