資生堂ショック」には、日本の経営の改善点が詰まっている

先日、育児支援制度を方針転換し、育児中の社員にも普通の社員と平等な勤務シフトやノルマを与えることを発表した資生堂。この施策の理由は、現場の人手不足による売上減少にあると資生堂側は述べていますが、May_Romaさんはずばり、売上減少はマネージメントの問題だと指摘します。日本の経営者と管理職に欠けている能力とはどのようなものなのでしょうか?

日本の経営は効率が悪い?

11月9日にNHKで放送された「NHKニュース おはよう日本」で資生堂が社員向けの育児支援制度を見直すというネタが紹介されていました。

資生堂はこれまでは育児休暇や時短勤務を導入してきたことで有名なわけですが、育児中の社員にも、独身者や子供が育ってしまった社員と同じ勤務シフトやノルマを与えることにするそうです。この方向転換の理由は、小さい子供がいる社員と、そうではない社員の間で不公平感があるからとのこと。美容部員が時短勤務を利用すると、現場の人員が手薄になって、それが売上減の原因になっているのだとか。さらに執行役員が「お前ら甘えてんじゃねーわ。制度使いすぎだ」とのたまったそうです。すごい会社ですね。私だったらソッコーで辞めてます。

社内では賛否両論あるそうですが、ドン引きしたのは番組に登場した有識者やアナウンサーが、時短勤務や育休は悪い、利用する人間は会社側に合わせろというスタンスでして、お前ら何言ってんのとしか言えません。そんな有識者先生様に教わる学生さんは不幸と言う他ありません。

そもそも、社員がたった数時間の時短制度やら、育休をちょっと使うだけで、人不足になって、現場が回らない、だから売上落ちた、というのは、はっきりいって、マネージメントの問題でありましょう。

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コメント

tachibana |May_Roma @May_Roma このニュースは気になっていた。育休や必要としてる人の時短をなくすなんて時代を逆走してるとしか思えなかったからだ。 https://t.co/8eDHfZbdEd 1年以上前 replyretweetfavorite

vertanl 売れ行きが下がったのは美容部員の人手不足ではないという話。笑えます。 1年以上前 replyretweetfavorite

tamangtm バカンスを知らないバカチンどもwww 1年以上前 replyretweetfavorite

jisama |May_Roma @May_Roma 転職が当たり前の時代ではまだない。20世紀よりは増えましたけど。 https://t.co/7uD7YxOghQ 1年以上前 replyretweetfavorite