恋愛コミュニケーション能力ってなに?
いらっしゃいませ。
bar bossaへようこそ。
先日、こんなツイートを見かけました。
「婚活パーティーとか、相席屋での出会いは嫌だ。身元も年収もわからない人たちだし。やっぱり一緒に働いてる人なら安心だけど、でも恋愛対象になる人一人も居ないし、誰か紹介して」こんな言い訳ばかりしてる女に紹介できる男はいない
東京姉妹 @tokyosisters69 2015年9月29日
リスクとらないで、挑戦もしないで、美味しいとこだけ持っていきたいなんて都合のいいことは通らないから
東京姉妹 @tokyosisters69 2015年9月29日
厳しいご意見ですが、真実ですよね。バーのカウンターに立っていて、女性から一番聞く言葉が「出会いがないんです」というものです。無人島や過疎地の山奥や江戸時代でそんなことを言われるなら納得ですが、21世紀の東京の渋谷の酒場でそんなことを仰るわけです。
でも「出会い」って何なんでしょうね。20代のはじめ、都内のブラジルレストランで2年間、毎日、下手なポルトガル語で、ブラジル人たちと働いたことがありました。
ある日のこと、階段を上がっていると右上からあるブラジル人女性がヒョコッと顔を出して、僕のオデコにいきなり「チュッ」とキスをして「今日だけね」って言ってウインクして走って逃げていきました。「な、なんだったろう今のは」とドギマギしていると、今度は左から別のブラジル人女性が顔をヒョコッと出して、また僕のオデコにキスをして「今日だけね」と言って笑って逃げていきました。
もちろん僕をからかっただけだとは思います。でも、ブラジル人女性は小さい頃から、どうやったら男性がドキドキするのか、どう笑えば恋が始まるのかとか、そんなことを考えて行動しているんだろうと思いました(ちなみに僕は全然イケメンではありません。画像検索してください)。
その後も、ブラジル人女性のテーブルに注文を取りに行ったり、同僚のブラジル人ウエイトレスたちなんかにも、しょっちゅう「シンジ、今度ちょっとしたパーティがあるからおいでよ」とか「今度、夜、六本木に踊りに行こうよ」とか何かとお誘いがありました(僕は全然イケメンではありません。以下同文)。
彼女たちは本当に「恋愛コミュニケーション能力」が高いんです。世界のトップクラスで、こちらは日本人男性で、負けて当然なんです。そして、彼女たちの恋愛行動を観察していてわかったことは、恋の始まりやきっかけは女性側が作っているという事実です。「目が合ったときにちょっと笑う」とか、「視線を何度か合わせてみる」とか、そういう「OKサイン」を出すんです。