年収300万くらいでもいいよ、と言ってくれる女性がいい
フェルディナント・ヤマグチ(以下、フェル) お医者さんと結婚する人って、やっぱりお医者さんという肩書きにまず惹かれてしまうところがあるのでしょうね。雨月先生が医者を辞めた時に、「じゃあ私は仕事続けるから、あなたを食べさせてあげるね」と言ってくれる肝っ玉母ちゃんのような人が見つかるといいですね。
雨月メッツェンバウム次郎(以下、雨月) 昔付き合った彼女で、そういう人もいたんですけどね……。その人も「どこでも一緒に生きてくから気にしないで」って言ってくれたんですよ。ああ、だから「結婚するかもしれない」と思ったんです。
フェル それは……ものすごくいい話ですね。そんなセリフ、なかなか言えないですよ。
雨月 そこに惚れていたのかもしれません。なのに……。
フェル また自己嫌悪している(笑)。まあまあ、また素敵な出会いが必ずありますから。
雨月 新しく出会った女性とデートすると、早い段階で「医者なんてやめて田舎でぼんやり暮らしたいんですよ」って話を持ち出してしまうんです。「仕事が不安定でもいいよね、年収300万くらい」って。大抵の女性は顔が青ざめますね。
フェル サラリーマン的に見てもその年収は厳しいでしょ。
雨月 それはそうかもしれないですけど……それでもいいよ、っていってくれる女性がいいんです。
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