あとのことは知らんよ『ヴィジット』シャマラン寿司、開店

作家・江波光則さんによる映画レビュー、今回は『ヴィジット』をお届けします。シャマランの映画=深海魚的なシャマラン寿司の真意とは……?

■深海魚的なシャマラン寿司、開店

 「ヴィジット」を見てきました。自費で。

 シャマラン作品は取りあえず見ると決めていたので放って置いても見てました。ただ見る前からやたらネタバレすんなすんなとしつこくポスター等で告知され、劇場にまで映画館内でオチや展開を話すのはやめて下さいって書いてあって正直苦笑が漏れた。これ二回以上劇場で見る人は完全にシャマラン好きな人だと思われます。

 毎度ネタバレ配慮どころかろくに筋書きすら書かない事を旨としているこの記事においてはとても扱いにくい映画でした。というかネタバレしても問題ないというかそういう作品ちゃうやん……と思わなくもないんですが、そりゃあね、あんな寿司ネタで言ったら深海魚みたいな作品造りしてるんだから、「大トロみたいな味です」とでも宣伝しないとみんな見てくれないよという配給側の苦悩もわからんではないです。シャマラン寿司は正体をそのまま明かしちゃいけない珍味揃い。

 なのでなるべく映画本編には触れない形で書いていきますが、どうなるかは書いてみないとイマイチ自信がありません。大丈夫かな。いやネタバレしても大丈夫だと僕は思うんですが。


 基本的に監督名や俳優名をちゃんと覚えない、覚えるのは作中人物名ぐらいとして生きてきた僕ですが、割と早い段階でシャマランの名前は覚えてしまいました。そのぐらい個性的。ただ覚えちゃうと映画そのものの出来不出来について語れなくなるというか。

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江波光則映画レビュー

江波光則

6月下旬に終末SF『我もまたアルカディアにあり』を刊行した江波光則氏。 もともと映画がお好きな江波氏に、「終末」つながりで「マッドマックス 怒りのデス・ロード」を見た感想をまとめていただきました。

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コメント

nu36 やっと読めた(観たから)。ネタバレしてない…スゴイ…。 4年以上前 replyretweetfavorite

mEGGrim 江波さんのシャマラン愛……愛というかこう……なんだこれ……という圧力だけはガンガン感じるレビューだ。面白い 4年以上前 replyretweetfavorite

Hayakawashobo まずはSFマガジンcakes版から。江波光則氏の映画レビューです! 実は(喜)は結構この更新を楽しみにしているので、嬉しがっています。 4年以上前 replyretweetfavorite