安田正
「
もう、ダメかも……」というような状況にあるのなら、実は自分で限界をつくっているのではないか
「やれます!」と言って受注した研修。とにかく海外要員の方々を「全員英語を話せるようにします!」と言い切って行なったレッスン。私は自分自身で次々と高いハードルを設けていきました。あの手この手で、とにかく全員話せるまでに持っていきました。自分から見てもムリのあるハードルでしたが、「この人は期待以上のことをしてくれる」と相手に感じさせることができると、相手はあなたを信頼してくれるようになります。この信頼こそが「かわいがられる」ということなのです。一一一好評発売中の『かわいがられる力』から一部を公開します。
かわいがられるコツ
相手のハードルを乗り越える
何もない状態なのに「やれます!」と言って受注した研修。そして、とにかく海外要員の方々を「全員英語を話せるようにします!」と言い切って行なったレッスン。
私は自分自身で次々と高いハードルを設けていきました。
もしかしたらHさんや部長は、「まさか全員が英語を話せるようになるなんて ……」と半信半疑だったかもしれません。なぜなら、それまでそんな英語学校はなかったからです。
cakesは定額読み放題のコンテンツ配信サイトです。簡単なお手続きで、サイト内のすべての記事を読むことができます。cakesには他にも以下のような記事があります。
11201
false
この連載について
安田正
「かわいがられる力は、自分だけでなく、みんなを幸せにできる」 これが、40年にわたるビジネス人生で、1000人以上の役職者、数十万人のビジネスパーソンと接してきた著者の最終結論です。 著者も若い頃、「よい結果は自分で努力すれば得られ...もっと読む
著者プロフィール
株式会社パンネーションズ・コンサルティング・グループ代表取締役。早稲田大学理工学術院非常勤講師。1990年より法人向け英語研修を始め、現在は英語の他、ロジカル・コミュニケーション、プレゼンテーション、対人対応コーチング、交渉などのビジネスコミュニケーションの領域で講師、コンサルタントとして活躍している。大手企業を中心に研修を行ない、一般社員の他に役職者1000人以上の指導実績を持つ。また、東京大学、早稲田大学、京都大学、一橋大学などでも教鞭をとっている。主な著書に、『一流役員が実践している仕事の哲学』(クロスメディア・パブリッシング)、『英語は「インド式」で学べ!』(ダイヤモンド社)、『超一流の雑談力』(文響社)、『ロジカル・コミュニケーション®』『ロジカル・ライティング』(以上、日本実業出版社)、『1億稼ぐ話し方』(フォレスト出版)などがある。