イギリスとアメリカ、文化も趣味も全然違う!
私が初めて訪問した外国は、夏期語学講座を受けに行ったイギリスだった。チャールズ皇太子とダイアナ妃の結婚式があった1981年の夏で、当時の首相はマーガレット・サッチャーだった。
日本に戻ってから猫好きの祖母に「アメリカでは猫も英語で鳴いていたの?」と尋ねられて頭を抱えたのだが、あれから30年以上たった今でも、(猫語はともかく)アメリカとイギリスは同じようなものだと思っている人は多いようだ。
かつてはイギリスの植民地だったアメリカだが、移民の国として独自の変化を遂げたので、国語の英語にしても、アクセントのみならず、表現、スペリング、文法、イントネーション、と多くの差異がある。「躾が良い」とみなされるテーブルマナーも違うので面倒である。
意外と知られていないのは、恋愛観や異性の好みも微妙に異なることだ。
恋愛に的を絞ったロマンス小説では、女性を虜にするヒーローの設定が何よりも重要である。だが、このヒーローの描き方が、イギリスの女性作家とアメリカの女性作家で微妙に違うのだ。
アメリカ女性の「筋肉信仰」
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