藤野英人
いつも忙しさに追われる人は「刃を研げ!」
ドン・キホーテやジェイアイエヌ(JINS)の将来性に賭けて大成功し、4年連続、R&Iファンド大賞を受賞したファンドマネジャーの藤野英人さん。その藤野さんが、先行き不透明な未来でも結果を出す方法を大公開します。連載最後になる今回のテーマは、「時間を味方につける」。資産形成は5年以上、など実践的なテクニックが満載です。
投資家が大切にしている「時間」の感覚
時間は、もっとも大切な資源です。私は、「お金よりも、時間のほうが絶対に大切である」と信じています。
人生は有限です。人ひとりの一生は、長くても100年で終わります。たとえ1兆円のお金を持っていても、200年に延ばすことはできません。私の行動原理の中でも上位にあるのは、「時間を味方につける」ことです。投資をするときも、消費をするときも心がけているのは「時間が経つほど価値が上がるもの」に時間を使うことです。
「レオス・キャピタルワークス」という会社も、「ひふみ投信」という投資信託も、時間の経過とともにお客様が増え、信頼が獲得できる方法論を探しています。相場は上下動しますし、個別の会社は相場の影響を必ず受けます。
しかし、長期的には株価は収益に収斂していくので、着々と利益を積み上げていく会社へ投資をすれば、大きなリターンが期待できるはずです。
資産形成は5年以上かける
では、 あなたが投資信託で資産形成できていないとしたら、それは何が原因なのでしょうか?
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この連載について
藤野英人
「25年間、私は『バカ』になって投資に全力を尽くしてきました。その経験とメソッドをこの本にすべて詰め込みます」 ――日本株ファンドの「ひふみ投信」で抜群の成績を残しているファンドマネージャーの藤野英人さん。投資のスキルをすべてのビジネ...もっと読む
著者プロフィール
レオス・キャピタルワークス代表取締役社長・最高投資責任者(CIO)。「ひふみ投信」ファンドマネジャー。早稲田大学卒業後、国内外の運用会社で日本株のファンドマネジャーとして活躍。2003年、レオス・キャピタルワークス創業。運用する「ひふみ投信」「ひふみプラス」「ひふみ年金」は、高パフォーマンスをあげ続けている。
ひふみ投信:http://www.rheos.jp/
Twitterアカウント: @fu4