Q.クッキングパパは、いくらなんでも飲食店の厨房を借りすぎではないのか?

1985年開始から30周年を迎えた『週刊モーニング』の人気連載『クッキングパパ』。第39回講談社漫画賞特別賞を受賞の読者に愛されるこの作品。今回はクッキングパパ・荒岩が料理を味わってもらいたいがために飲食店の厨房を借りまくるエピソードをあげたい。至極謎なのは荒岩に初対面でも馴染みのお店でもみな店主は快く明け渡しているのだ。それは料理という名のもとでよくある交流なのだろうか、人徳なのか。それとも……。

A.居酒屋、高級レストラン、屋台、はては海外の店までも……ありとあらゆる店の厨房を借りまくる荒岩! 傍若無人ともとれる荒岩の借りっぷりに注目!


クッキングパパ荒岩は、とにかく厨房を借りる男だ。

荒岩が一番厨房を借りまくっていた1989年には、大学時代の友人に「からしめんこん」を作ってあげるために屋台の厨房を借り、すぐさまその次の回に居酒屋「第三共進丸」で厨房を借りて残ったカツオの刺身で「カツオのギョーザ」を作ったりしている。

営業時間内に飲食店の厨房を借りることは、けっこう大ごとだ。

貸し切りにしているのなら話は別だが、普段はいない人間(しかも180cm80kgの大男)が厨房に陣取るのだから、ほかのオーダーが相次いだりするとかなりやりづらそう。

第一、プロの料理人がいるのに「自分が料理をしたいので厨房を貸してくれ」と言うのは相当失礼なんじゃなかろうか。

荒岩が料理を持ち込んだりすることも多いけれど、一体会計はどうなるんだろう……などと、余計な心配をしてしまう。しかし荒岩に「ちょっと厨房借りるよっ」と言われた店主たちは特に困惑することもなく「どうぞ」とばかりに笑顔で厨房を貸している。通常厨房は、料理人にとっては神聖な場所ともいうが……。本当に大丈夫なのだろうか?


「喜龍」のおかみは即OK©うえやまとち/講談社


「第三共進丸」の大将もウェルカム ©うえやまとち/講談社

「喜龍」や「第三共進丸」の店主と荒岩はどうやら親しいようだし、両店主の表情を見るとふたりとも荒岩の料理に興味津々である。どうやら、荒岩の料理の腕前を元々認めていて、自分たちにとっても刺激になるので、厨房を貸すのもやぶさかでないと考えているようだ。一流のビジネスマンである荒岩は、混んでない時間帯を選ぶ、事前に電話で許可を得る、厨房を借りたお礼として多めに払う、などの気遣いもしているのかもしれない。

……そういうことで……いいよね……?

しかし、それでも見過ごせないケースがいくつかある。

軽い気持ちで荒岩に厨房を貸したばっかりに……クッキングパパのニンニクテロを喰らえ!!

問題の現場は庶民的な和風居酒屋「明るい農村」。

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クッキングパパの謎

澁谷玲子

開始から30週年を迎えた『週刊モーニング』の人気連載『クッキングパパ』。ガッチリとした体型としゃくれたアゴがトレードマークの無骨な九州男児・荒岩一味が織りなす、身近な素材を作って作った絶品料理の数々に、ヨダレを垂らしながら読んだ読者も...もっと読む

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コメント

ch1sa このクッキングパパ連載、愛に溢れすぎだろ……/ 約4年前 replyretweetfavorite

Pizzae_a いつも視点が面白い。 約4年前 replyretweetfavorite

kiq “荒岩に、快く厨房を貸してくれる人々によって成り立っているということ” 約4年前 replyretweetfavorite

farvel みてるw - 約4年前 replyretweetfavorite