世界への扉「日経GLOBAL GATE」

海外へ飛び出す寿司職人、その現実は?

世界的視野で自分の可能性を追求しようという人を応援する“スマホで読む”デジタルマガジン『日経GLOBAL GATE』のcakes特別編。今回は、今や海外でひっぱりだこと言われる「SUSHI(寿司)職人」について。1年間で寿司職人を養成する学校を卒業し、海外で“SUSHI”を握る若者を紹介します。

「SUSHI」は憧れの世界へ飛び出すための職業

 オーストラリアのケアンズは、美しい海と世界遺産の熱帯雨林に囲まれたリゾート地として知られる。宮下泰さん(36歳)が、この地のスシショップ「SUSHI PARADISE」で働き始めて2年がたつ。

 「10代のころから海外で生活したいとは思っていましたが、SUSHI職人になろうとはまったく思っていませんでした」

 東京で生まれ育った宮下さんは、小さいころから自然に恵まれた環境に憧れ、高校生のころにはオーストラリアでの生活を夢見るようになっていた。英語の勉強が好きで、大学はニュージーランドのオークランド大学へ進学、帰国後、出版社や不動産会社で働いたが、海外生活を諦めることはできず、東京すしアカデミーに通うことを決意した。

 「外国で働くにしても、ビジネス英語までの自信はなかったのでデスクワークは避けて、かつ日本人として現地に適応しやすい職業を探しました。そこで出会ったのがSUSHI職人です」

 東京すしアカデミーに通う1年の間、10軒の寿司屋で働き、さまざまな経験を積んだ。

 「現場の寿司職人の仕事ぶりを間近で見て、その技術や哲学に少しでも触れられたのは大きな収穫でした」

 卒業後は、高校時代からの夢でもあったオーストラリアに飛んだ。ケアンズのスシショップで働き始めると、学校で身につけた基礎技術と日本の寿司屋で働いた経験があれば、なんとかやっていけることに気がついた。

 「それよりも、ケアンズの人々に合わせた商品の開発に頭を抱えています。生魚が食べられない人や、ベジタリアンのお客さんからのニーズにどう応えたらいいのか、悩んでばかりです」

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日経GLOBAL GATE編集部

『日経GLOBAL GATE』は世界的視野で自分の可能性を追求しようという人を応援する“スマホで読む”デジタルマガジン。海外で成功を目指す日本人のリアルな姿を描き出すほか、世界で生きていくのに必要な知識と教養、英語の苦手意識を克服する...もっと読む

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NikkeiGG 『cakes』にて『日経GLOBAL GATE』の連載が掲載されました。今や海外でひっぱりだこと言われる「SUSHI職人」。1年間で寿司職人を養成する学校を卒業し、海外でSUSHIを握る若者を紹介します。 https://t.co/jzeGAXUTKI #東京すしアカデミー 約5年前 replyretweetfavorite