■番外編はこうして始まった(特に新作の宣伝もしない)
「ファンタスティック・フォー」を試写会で見せていただきました。
とはいえ公開まで間が空くので、その前に他で何かありませんかと言われ、実は「屍者の帝国」の試写会にも招待していただいていたのですが、見に行きますかとご連絡いただいた時に僕はしこたま酔っぱらっていて「屍者の帝国の、試写? 屍者の試写て。ウケる」と連呼して一人で笑っていたので招待はしますが絶対に書かないでくださいと言われたのでそれは書きません。でも面白かったですよ、山澤の眉毛が。
それはともかく何かありませんか古いのとかレンタルとかでもいいですからという事で考えたのですが、そろそろシーズン6の始まる「ウォーキング・デッド」を勝手に振り返るという企画で行こうと思います。
テレビ映画なのですが、海外のテレビシリーズが異常に気合が入っている事は皆様ご承知かと思われます。あんなにたくさん造って予算とかどうなってるのかなと疑問なほどの大作揃いですが、中でも好きな「ウォーキング・デッド」をシーズン5まで身勝手に感想を述べていきたいと思います。
■シーズン1-1:目覚めたらそこはゾンビでいっぱいいっぱいの世界だった。
漫画原作をドラマ化するという日本でやったらまちがいなくあれやこれや言われる由来のドラマが始まります。主人公の保安官・リックは銃で撃たれて意識不明のまま病院で長い事、昏睡状態だったのですが不意に目覚め、目覚めると世界は歩く死人でいっぱいいっぱい。主人公らしいポジションと言えます。見ている人も僕がこの世界に行ったらここからスタートしたい、という理想の開始ポイント。オープニングからゾンビとなった幼女を撃ち殺す容赦のなさ。
何が何だかわからんというままに武器もなく手術着姿でふらふらしていた所を、既にこの世界でサバイバルしてきた先輩、モーガンとその息子デュエインと出会い、状況を説明されます。とりあえず警察署に行って装備を調えようとなり、そして保安官姿でテンガロンハットに大口径リボルバーという終末装備型リックが爆誕。
街に残るというモーガンと別れ、妻子を捜してリックは警察署から奪った大量の武器弾薬を抱え旅へ。モーガンとは無線で連絡を取り合う約束をしていたのですが、その後、連絡は取れず(この時期のリックは後の最強ぶりが信じられないほど攻撃力が弱い。ゾンビ一体倒すのにバットで三回は殴ってる)。 馬を調達したリックは呑気にアトランタの街をうろうろしているのですが、曲がり角を曲がったら大量のゾンビ。馬も武器も落として逃げ回るリック。役立たず。
その頃モーガンはゾンビ映画でお決まりの、高い所からゾンビを狙撃する人になっているのですが、かつての妻がゾンビとなってうろうろしているのをどうしても撃てないなどのドラマも差し挟み、ゾンビの群れに囲まれたリックは戦車内に逃げ、そして謎の無線が!
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