個人主義の国で「ライフスタイルジョブ」が可能な理由

前回ご紹介した「ライフスタイルジョブ」。自分の「生き方」にあわせて仕事を選ぶというそのスタイルは、その背景にある英語圏の「個人主義」と密接に関係していると、May_Romaさんは語ります。なぜ個人主義でないとライフスタイルジョブは根付かないのでしょうか?

「社会的に従うべきライフスタイル」を押し付けない

前回のコラムでは、ライフスタイルジョブに関して説明しました。ライフスタイルジョブにはさまざまなスタイルがあり、その根源は、自分のライフスタイルに合わせて仕事を選ぶことです。

ライフスタイルジョブという考え方は、英語圏ではかなり前から存在しています。その理由は、日本とは異なり、個人主義が徹底しているからです。

個人主義とは、個人個人が、自分の自立した考えを持って、自分でものごとを決定していくことを指します。さらに、文化人類学者のEdwrd T Hallが指摘するように、アメリカやイギリスなどの、個人主義を重要視するアングロサクソン圏は、ローコンテクストカルチャーに属します。

ローコンテクストカルチャーとは、他人を最初から考え方が異なる「異物」としてとらえる文化圏なので、詳細をはっきり伝えないと、意思の疎通が出来ない、という社会のことを指します。つまり、同じ血族、同じ会社、同じ学校に所属していても、その文脈にもとづかないストレートなコミュニケーションを行うことが基本であり、「同じ所属であること」の意味が薄い文化だとも言えます。

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コメント

serikomo ライフスタイルの自由が広がれば責任取れない中無理して子ども作る人が減って、虐待も減るかもしれないと思った。 6ヶ月前 replyretweetfavorite

A_Band_Apart_ ハイコンテクストな価値観とか文化を持つ国に住んでいるからこそ、若いうちにローコンテストな価値観とか文化を持っている国〔特にアメリカ 〕で暮らす経験をすると得るものがたくさんある。https://t.co/pifQv9VS0R 1年以上前 replyretweetfavorite

Yamamoto0509 『いまこそ日本人は、個人主義の本当の意味を理解しなければなりません』←その通り! 2年弱前 replyretweetfavorite

inoxalrize 『いまこそ日本人は、個人主義の本当の意味を理解しなければなりません。』全くそう思います。 2年弱前 replyretweetfavorite