ユーロトンネルに押し寄せる人々の殴り合い
今年の夏、我が家は旅行を諦めました。春頃からドーバー海峡に面するユーロトンネル(英仏海峡トンネル)に、アフリカや中東からの不法移民や難民が押し寄せているからです。
普段はロンドンからだと、ユーロトンネルの入り口までは車で2時間もかからないので、フランス経由でヨーロッパ大陸まで遊びに行くのが普通です。今年の夏は、渋滞で8時間待たされたとか、16時間かかったという人がいました。高速の一部はトンネルを通れないトラックや一般車両の駐車場になってしまいました。
トンネル付近では、移民を入れるべきだとデモをする組合系左派政治団体や、車両が通れないので困っている運送会社、警官、保守政治団体などが揉めていたので、近寄らないようにという人もいたほどです。
不法移民や難民は、フランス側のカレー市にたどりつくと、トンネルを通過するトラック、一般車両、列車に乗り込んだり張り付いたりして、イギリスに入国しようとします。夕方になるとそういう人がわらわらと現れます。暗がりなら捕まりにくいからです。
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