新築住宅を購入するのは負債を抱えるのと同じ

中国、インド、ロシアの富裕層がヨーロッパで不動産を買う昨今。しかし彼らが買うのは新築住宅ではなく古い歴史的な建造物なんだとか。古い建物は時間たてばたつほど付加価値が生まれることを知っているので、わざわざ古い建物を買うそうです。海外の不動産事情と日本の不動産事情、いったいどの程度違うのでしょうか?

お金を出しても生み出せない「逸話」

イタリアやイギリスでは、中国やインド、ロシアのお金持ち達は新築住宅を買いません。それには理由があります。新築住宅は、昔建てられた家に比べると資産価値が上がりにくいのです。

ヨーロッパは日本のように地震や台風がありませんので、数百年前に建てられた貴族の館やお城が健在です。過去に建てられた豪華な建物というのは、現在では職人が少ないため作ることが難しい装飾が施されていたり、かつての持ち主や住人による「逸話」がおまけとしてついてきます。例えば、何々家の当主が住んでいた、何々王が住んでいた、歴史的事件があった、などです。そういった「逸話」は、いくらお金を出したとしても、新しい建物では手に入れることができません。

また歴史のある建物は、かつての城下町やマーケットタウン(古くから交易が盛んな町)にあるため、周囲の景観や環境が整っています。そのような周辺環境も資産価値をあげる要素の一つです。

お金持ち達は、歴史的な建物の装飾品、逸話、周辺環境などは、時間が経てばたつほど付加価値を産むことを知っているので、わざわざ古い建物を買うのです。

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コメント

May_Roma マンション平気でも地元コミュニティが破壊されたり、会社が倒壊して仕事なくなったりしたら? 1年以上前 replyretweetfavorite

at_md93 めいろまさんは大好きだけど、これは異論あるなー。東日本大震災の仙台でも、免震マンションはテーブルのグラスも倒れなかった。 1年以上前 replyretweetfavorite

kartofeli 35年ローン…(エコー) 1年以上前 replyretweetfavorite