株式投資ってギャンブルでしょ?」への正しい答え

ドン・キホーテやジェイアイエヌ(JINS)の将来性に賭けて大成功し、4年連続、R&Iファンド大賞を受賞したファンドマネジャーの藤野英人さん。その藤野さんが、先行き不透明な未来でも結果を出す方法を大公開します。今回のテーマは、「マーケットとは何か?」。投資をしない人でも、手に取るようわかる解説が今回も冴えわたります。

マーケットは◯と◯の闘いである

投資家が、投資で稼ぐためには、まず何よりも「マーケット(株式市場)の正体」を理解しておかなければなりません。マーケットをいろいろなものにたとえながら、「マーケットとは何なのか」を考えてみましょう。

レオスの会議室には、1枚の絵がかけられています。文字美術家の遠山由美さんにお願いをして、つくっていただいた作品です。

この絵には、2つの漢字が隠されているのですが、わかりますか?

答えは、「牛」と「熊」です。

白の文字は「牛」、黒の文字は「熊」と書かれています。

マーケット(株式市場)では、角を下から上に突き上げて攻撃する牛(ブル)は「強気(買い)」を表し、熊(ベア)は、上から爪を振り下ろすため「弱気(売り)」を表しています。

すなわちマーケットは「牛と熊の融合によって形成される」と解釈できるわけです。

では、牛と熊は、どちらが強いのでしょうか。

強気と弱気は、どちらがチャンスなのでしょうか。牛(強気)ではないかと思う人が多いかもしれません。

本質的には「同じ」です。

なぜなら、株は「売り」と「買い」が結合しないと、売買が成立しないからです。売りたい人と、買いたい人がいるから、マーケットは成り立っています。この1枚の絵の中に、「牛」と「熊」の2つの意味を持たせたのは、「牛と熊に価値の上下はなく、同一である。売りと買いも、同一である」という、マーケットの前提を象徴的に表現したかったからです。

まずはこの原則を頭に叩き込んでおいてください。

この続きは有料会員登録をすると
読むことができます。
cakes・note会員の方はここからログイン

1週間無料のお試し購読する

cakesは定額読み放題のコンテンツ配信サイトです。簡単なお手続きで、サイト内のすべての記事を読むことができます。cakesには他にも以下のような記事があります。

人気の連載

おすすめ記事

この連載について

初回を読む
投資バカの思考法

藤野英人

「25年間、私は『バカ』になって投資に全力を尽くしてきました。その経験とメソッドをこの本にすべて詰め込みます」 ――日本株ファンドの「ひふみ投信」で抜群の成績を残しているファンドマネージャーの藤野英人さん。投資のスキルをすべてのビジネ...もっと読む

この連載の人気記事

関連記事

関連キーワード

コメント

tamura_jp 投資とは、「未来にエネルギーを投入して、未来からお返しをもらうこと」「長期的に利益が上がる会社を応援すること」 約2年前 replyretweetfavorite

shimodakohei 誰も未来を予想出来ないからこそ、投資も占いも成り立つ。 http://t.co/CRFIjA2nqT 約2年前 replyretweetfavorite

ariga_yuki とても分かりやすいいい記事。 約2年前 replyretweetfavorite

nazenazeboy "ひとつひとつの会社が、「成長するのか、しないのか」を予測することは、神様でなくてもできます。もちろん、伸びる会社を見つけることはたやすくはありませんが、日経平均を予測するよりは簡単です。なぜなら、長期的に見ると、「営業利益と株…" https://t.co/wIJVS1W4IJ 約2年前 replyretweetfavorite