女オンチな女たち

更年期から目を背けたい女たち—vol.8

女性にとって逃れられない問題でありながら、なかなかお互いに話しづらいテーマ「更年期」。今回は、編集者として初仕事が更年期特集だったという岡田育さんと、実際に更年期の渦中にある深澤真紀さんが、更年期との向き合い方について徹底トークします。

更年期がもたらしてくれる“解放”

深澤 女性にとって非常に大切な話なのに、意外と語られないテーマの一つに「更年期」があるでしょう。岡田さんとはこれについても話したいと思っていたんですよ。

岡田 きましたね! 私も更年期のことは外せないと思っていました。24歳で雑誌『婦人公論』の編集部に配属され、編集者としての初仕事が更年期特集だったんですよ。その後、中高年世代の性愛について取材を続けていても、閉経というテーマは欠かせませんでした。当時は本当にちんぷんかんぷんでしたが、今は、若いうちに赤裸々な体験談を伺っておいてよかったと思います。深澤さんもさまざまな取材を手がけていらっしゃいますよね。

深澤 婦人科にかかわる問題が、なんで女性の間で共有されないのかって言ったら、これもやっぱり婦人科の世界がマッチョだからだと思うんですよ。そもそもいまだに男性医師が多いし。30年近く前の私の学生時代は、診察で性体験について聞かれて正直に答えたら、「ふしだらだ」みたいに頭ごなしに叱られるとかそんなこともあったくらい。

岡田 いや、私の世代でも同じような体験をしている人は多いと思いますよ。膀胱炎で泌尿器科行っただけで「性生活の乱れ」を説教されたりね。触診も、ヘタな婦人科医は男女問わず超ヘタですし……。一方で、かかる患者のほうも知識が不十分だったりして、余計な偏見を抱きがちです。

深澤 そんな感じだから、女性同士でも「婦人科について思い出したくないし、人に言いたくない」と忌避されてしまうことが多いんだけど、みんなもっとちゃんと考えた方がいいんですよ。
 自分のことを更年期だと認められない人は、適切な治療を受けられなくなっちゃうから、余計にひどくなるし。

岡田 たしかにそうかもしれない……。この体調不良は風邪気味なんだろうとか、精神的ストレスがとか、いろんな理由を探してしまって、なかなか「いや、更年期だよ」というシンプルな答えに行き着きづらい。

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女オンチな女たち

岡田育 /深澤真紀

「草食男子」「肉食女子」という言葉を生み出したコラムニスト・深澤真紀さんと、cakesの「ハジの多い腐女子会」や「ハジの多い人生」でもおなじみ、編集者・文筆家の岡田育さん。共通点が多いのに、じっくり話したことがないというおふたりが、「...もっと読む

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コメント

kuta2koo 地下鉄で暑くて死にそうなのに周りは涼しい顔しててギョッとしたのが始まり。母のときと同じだった。l 4ヶ月前 replyretweetfavorite

raf00 さささする https://t.co/zYCUzoouq0 4ヶ月前 replyretweetfavorite

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raf00 てら https://t.co/zYCUzoouq0 4ヶ月前 replyretweetfavorite