バーテンダーが「誰か良い人」を20人まとめて紹介してみた
いらっしゃいませ。
bar bossaへようこそ。
共通の友人がたくさんいるカップルは別れるのが早い、逆に共通の友人が少ないカップルは長持ちする、という説はご存知でしょうか? やっぱり自分が所属している団体とは別の部族の異性を選ぶべきだということなのでしょうか。
それを知ってか知らずか、よくカウンターで「林さん、誰か良い人いたら紹介して下さい」と言われます。やっぱり友達に紹介してもらうよりも、バーテンダーに紹介してもらう方が「違う部族の人」に出会えるからなのでしょう。
そういう「お願い」が本当に多いので、「それじゃあ全員まとめて出会わせちゃえ」と思い、先日、bar bossaの休日のお昼に「知らない異性10人と出会って話す会」というのを開催しました。すごく好評で、ぜひ、あなたの会社やお店、友人たちの間でも流行らせてほしい企画でしたので、ここで詳しく紹介します。
まず「どんな人でも参加OK」にしてしまうと、あまりにもバラバラな人たちが集まってしまうので、毎回「参加資格」を決めることにしました。普通の婚活パーティの参加資格は「年収600万円以上」とか「年齢28歳~38歳」といったことにしているようですが、まずそこを疑うことにしました。
例えば「英語以外の外国語が話せる人」とか「昨年、美術展に5回以上行った人」、「バンドをやったことがある人」とか「先週、3回以上、飲食店でワインを飲んだ人」といった条件にすれば、お似合いのカップルになれそうな人が集まってくると思いませんか?
それでまず一回目はbar bossaにちなんで「ボサノヴァのCDがLPか配信音源を1枚以上持っている人」にしました。(2回目は「先月、3冊以上の本を読んだ人」です)
そして10人が集まり、飲み放題で一人ずつ違う異性と10分会話をしていただきます。その会話が問題だなと以前から思っていまして。普通、名刺を交換したら、職業の話、住んでいる場所の話、出身大学や出身地の話なんかで10分が過ぎてしまいますよね。それでその異性のことがわかるだろうかと思い、こんな紙を持参してもらいました。
出身地とか好きな映画とか好きな本や今凝っている趣味なんかを書いていただくわけです。すると異性同士が向かい合って、「あれ、その映画って面白いんですか?」とか「あ、僕、去年、四国に行ってきましたよ」なんて会話がどんどん進むわけです。お互いの共通点なんかもすぐに判明するし、気持ちが通じやすいですよね。
さて、10人と10分づつお話ししていただいたので、だいたい2時間弱くらい過ぎました。みなさん、あっと言う間に過ぎた時間のようで、すごく興奮されています。そして最後にアンケート用紙をお渡しして、「今回の会の感想」と「気になった人を5人まで」を書いていただきました。