転んでもただでは起きない、テイラー・スウィフトの恋愛遍歴は人間昆虫記?

ジェイク・ギレンホールとの恋愛に見切りをつけ、2012年のアルバム『Red』でポップ路線に転向したテイラー・スウィフト。その年の11月に、テイラーは新しい恋人との交際をスタートさせました。その相手は、当時すでに世界的スターになっていたイギリスのボーイズグループ「ワン・ダイレクション」(1D)のハリー・スタイルズ。しかし二人はわずか65日で破局。この「スターの恋」がテイラーの音楽にどのような影響を及ぼしたのかを考えてみました。

テイラーのMVは恋愛遍歴小ネタの宝庫

前回取り上げた、4枚目のアルバム『Red』でカントリーミュージックからポップ路線へと大きくハンドルを切ったテイラー・スウィフト。その方向性をさらに推し進めた、最新作『1989』では80年代のエレクトロポップに着想を得て、アコースティックな手ざわりがほとんど排された。

『1989』からの3枚目のシングル “Style” はゆるやかな四つ打ちに牽引され、クールな温度を保っており、いかにもダンスミュージック然とした様はこのアルバムのコンセプトを象徴しているよう。サンプリングされたギターとベースの反復する音が旋回し続け、聴き手を誘惑するような中毒性がある。

この曲は「ワン・ダイレクション」(1D)のメンバー、ハリー・スタイルズとの交際がネタだと推測されている。まずこの露骨なタイトル。歌詞では、「ああやって髪をオールバックに撫でつけ 白いTシャツを着て」というハリーとおぼしき人物像が描かれ、“Take me home” と1Dのセカンドアルバムのタイトルがぶち込まれている。ミュージックビデオでは、二人の交際発覚のきっかけとなったおそろいの紙飛行機のネックレスが冒頭に登場。この曲の「あなた」が指し示しているのは誰か、挑発的にほのめかされているのだ。

前回 取り上げた “We Are Never Ever Getting Together” のビデオでも、ジェイク・ギレンホールが嫌がったハイヒールではなくフラットシューズをテイラーは履いて登場し、彼を彷彿とさせる俳優を相手役に起用し、インディレコードを抱えさせる、といった小ネタがはさまれている。メディアやリスナーの多くが、自身の「スターな恋愛」に興味津々であることを知っている彼女だからこそ、プロモーションの格好の材料としてしたたかに扱う、冷徹な視線が “Style” のビデオからもうかがえる。

セレブ界のモテ男の危険な誘惑

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テイラー・スウィフト 乙女ごころの怨み節

鈴木みのり

『テラスハウス』(フジテレビ)のテーマソングで日本でもおなじみのテイラー・スウィフト。アルバムの総売上は4000万、シングルの総ダウンロード数は1億3000万と、全世界で売れに売れており、現在も記録を伸ばしています。しかし、テラハに対...もっと読む

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コメント

taaachang これを読んでいるとテイラー・スウィフトも西野カナも変わらんなと。→ 約5年前 replyretweetfavorite

VABOIYOSHIYA #テイラーアンバサダー #swifties 約5年前 replyretweetfavorite