女オンチな女たち

支配者」としての編集者—vol.3

深澤真紀さんと岡田育さんはともに元編集者。今回はおふたりが持つ「編集者のサガ」について語ります。著者さんの見送り、仕事の段取り、周囲へのアドバイス……一見「気が利く」と思える編集者の仕事は、実は「一種の支配」なのだと深澤さんが分析します。そして、インターネットで発信をつづける岡田さんと、ひたすらウォッチに徹する「ROM専」の深澤さんの違いとは?

ハジの多い編集者たち

深澤真紀(以下、深澤) 最初にもお話しましたけど、私と岡田さんはどちらも「編集者」という仕事に就いていました。

岡田育(以下、岡田) 最近、それを強く感じたことがありましたよ。ご一緒させていただいていたTV番組「とくダネ!」の打ち上げのあと、私と深澤さんだけが某女性タレントさんの帰りを心配してアテンドしたじゃないですか。

深澤 二人して張り切ってアテンドしましたね(笑)。

岡田 通行人から守るようにして先導して「◯◯さん、タクシー乗り場こちらですよ! あとはお一人で大丈夫ですか?」みたいな感じで。それを見て他の出演者たちはぽかんとしていた(笑)。事務所のスタッフじゃないんだから、する必要ないんですけど、こういうのって編集者の性だと思いませんか?

深澤 「著者」的な存在に対してついつい世話をやいちゃうのは、一種の“編集者プレイ”ですね(笑)。ただ私の場合は「編集者」だったからそうなったんじゃなくて、そもそもそういうめんどくさい性格に理由をつけるために、編集者になったんだと思う。

岡田 えっ、性格ですか。生まれ持ったもの?

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岡田育 /深澤真紀

「草食男子」「肉食女子」という言葉を生み出したコラムニスト・深澤真紀さんと、cakesの「ハジの多い腐女子会」や「ハジの多い人生」でもおなじみ、編集者・文筆家の岡田育さん。共通点が多いのに、じっくり話したことがないというおふたりが、「...もっと読む

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mr2k4tr この最後の一口を飲みきったら自分で急須から注ごうと思うまさにそのタイミング、要はお酌のタイミングでお茶を注いでくださる方がいらして、ありがたくお礼を述べつつなんだかなあと思ったのはきっとこういうこと https://t.co/n6PQ3XNKMz 2年弱前 replyretweetfavorite

Hotakasugi 参謀とか二番手ポジが好きって感性、すごいよくわかる。 約2年前 replyretweetfavorite

chiyio1011 なんだかもう本当に私に当てはまりすぎていて背筋がゾクっとしました QT 約2年前 replyretweetfavorite

ooyook 「送り」は美徳ではなくて、 約2年前 replyretweetfavorite