最近、僕がうれしかったことの一つに、作家の西加奈子さんが『サラバ!』で 直木賞を受賞されたことがある。 西さんはプロレスファンとして、直木賞受賞会見をはじめ、いろいろなところでプロレスの魅力を語ってくれた(cakesでのインタビュー記事)。
僕の本『棚橋弘至はなぜ新日本プロレスを変えることができたのか』をオードリーの若林正恭さんに勧めてくれたのも西さんだ。 若林さんは、いまや新日本プロレスの会場にもたびたび足を運び、土曜日深夜のラジオ番組『オードリーのオールナイトニッポン』でプロレスの魅力を熱く語ってくれる。 最近、新日本プロレスを見はじめた女性の中には「若林さんのラジオで興味を持ちました」という人もいて、プロレスを楽しむ人の輪が確実に広がっているな、と感じる。
すべては西さんのポジティブな発信からはじまったのだ。 西さんは直木賞受賞後のインタビューで、プロレスの魅力についてこんなことを話していた。