君も「100年に一人の逸材」になれる

野球の道の断念、2度の入門テスト不合格、業界全体の人気低迷、意識不明の重体……何度も挫折と失敗を繰り返しながらも自らを「100年に一人の逸材」と呼びつづけ、ついに新日本プロレス「奇跡のV字復活」の立役者となったプロレスラー棚橋弘至選手。彼を支える「それでも立ち上がるための人生哲学」とは? 8月26日(水)発売の著書『全力で生きる技術』の内容を、cakesでもお届けします。

もし、人の運命は生まれながらにして決まっていて、どんなに努力しても、結局は才能のある人や裕福な家に生まれた人にはかなわないというのならば、こんなにつまらないことはない。

人生の醍醐味は「逆転」だ。 挫折して、叩きのめされて、逆風を一身に浴びて追い込まれる。長い人生、誰にだってそんなピンチはあるものだ。 それでも、自分を信じて「全力」を出し続けていると、あるとき、突然風向きが変わったり、助けてくれる人が現われたりして、まさかまさかの大逆転が起こる。 僕はそんなドラマティックな経験を何度もし、身をもって「人生は自分の意志で変えられる」ということを学んできた。

僕の人生は挫折と失敗の連続だ。

プロ野球選手になりたくて、高校生まで頑張ったものの、チームの中心選手にすらなれず、実力不足を痛感してあきらめた。プロレスラーを志して必死に鍛え続けたものの、新日本プロレスの入門テストは2度落ちた(3度目の挑戦でやっと入れた)。 道場での猛練習に耐えて、ようやく「若手ホープ」の座をつかみとったときに、 交際していた女性とのトラブルで背中を刺される不祥事を起こし、「あいつはもうダメだ」と烙印を押された。

新日本プロレストップの証、IWGPヘビー級王座をデビュー7年目にようやく獲得したら、従来のファンから「棚橋だけは嫌だ」と毛嫌いされて、ブーイングを浴び続けた。 総合格闘技ブームに押され、有名選手が相次いで離脱し、新日本プロレスは 「暗黒時代」に突入。ガラガラの会場に少しでもお客さんを呼びたくて、オフを返上してプロモーション活動に奔走したものの、いったん下降線をたどった会社はなかなか上向きにならなかった。

辛かった。苦しかった。悔しい思いもたくさんした。

だけど、あきらめたくなかった。 全力で努力し続けて、かならず現状を変えてみせる、と思っていた。自分を信じて、「絶対に復活する。オレが復活させてみせる」と言い続けて、目の前の課題に全力で取り組んだ。 やがて、新日本プロレスは長い低迷から脱して「奇跡のV字回復」を果たした。

僕には特筆すべき能力はないが、だからこそ、自分で「100年に一人の逸材」 と公言して、そのイメージに追いつくために全力で努力してきた。 今日までそうやってきたし、明日からも変わらずに全力の時間を積み重ねていく。 僕の方法論は誰でもやれるシンプルなものだ。本書を読んでもらえれば、「自分も100年に一人の逸材になれる」ということがわかると思う。あとは、それをいかに継続して、目標を達成できるまでやり抜くかだ。 もしも、試合会場やイベントで僕に会ったら声を掛けてほしい。「あの本を読んで、全力で頑張ってます」と。 一緒に、全力でやっていこう。

撮影:杉博文


キャリアのあらゆる場面で挫折を味わってきた著者が、「それでも立ち上がるための人生哲学」を熱く語る!

全力で生きる技術
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この連載について

全力で生きる技術

棚橋弘至

野球の道の断念、2度の入門テスト不合格、業界全体の人気低迷、意識不明の重体……何度も挫折と失敗を繰り返しながらも自らを「100年に一度の逸材」と呼びつづけ、ついに新日本プロレス「奇跡のV字復活」の立役者となったプロレスラー棚橋弘至選手...もっと読む

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tkswest |全力で生きる技術|棚橋弘至 @tanahashi1_100 |cakes https://t.co/HlSwPcgQH4 4年以上前 replyretweetfavorite

sizukanarudon 全力で生きる技術|棚橋弘至@tanahashi1_100 https://t.co/VjulqlclL3 『全力で生きる技術』 棚橋弘至/著 飛鳥新社/刊 http://t.co/PmO64sSRzp 4年以上前 replyretweetfavorite

s_taga_fatlip サラリーマン風な逸材もかっこいいィ! 4年以上前 replyretweetfavorite