第8回】ジャスパー・チャン(アマゾン ジャパン社長)インタビュー

経営者インタビュー第2弾は、アマゾン ジャパンのジャスパー・チャン社長だ。アマゾン日本語サイトのオープンは2000年11月、カナダ生まれの香港人であるチャン氏の社長就任は翌2001年4月。日本における“アマゾン・ブランド”の確立に貢献してきた彼が、キンドル発売をめぐる実情や今後の展望をどう語るのか。(記事は2012年12月初旬のものです)

特定の企業と比較せずに
経営理念に従うまでだ

──キンドルがついに発売された。

 まず、在庫切れの状況についてお詫び申し上げなければならない。ネットでは来年(2013年)までお待ちいただかないといけない。

 2000年からサイトで書籍の取り扱いをしてきたため読まれる本はわかっている。出版社との関係をより強め、読者が読みたい作品を提供していきたい。

──発売前に値下げしたのは楽天・コボへの対抗策か。

 もともと端末で稼ごうという気はない。顧客が手に入れやすい価格が大事である。コンテンツも含め、顧客の要求に応えただけだ。

──家電量販店からは安売りを批判する声が上がり、キンドルを扱わない店も出た。

 批判は承知していない。そもそも、われわれには三つのテーマがある。まずは品ぞろえ、低価格、そして利便性である。利便性にはいくつかあるが、一つ挙げるとすれば配送スピードだ。それが顧客の満足につながっている。

 電化製品には家電量販店から小規模事業者までさまざまな事業者がおり、やり方こそ違うが、顧客のためにとやっていることは変わりないはずだ。協力関係を築けるだろう。実際、ビックカメラやエディオンなどにもキンドルを扱ってもらえている。

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楽天vsアマゾン 日本で勝つのはどちらだ!!【2】~ビジネスモデル対決

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2000年代から本格化したネットショッピング業界にあって、2大巨頭となった楽天とアマゾン。それぞれのビジネスモデルを分析、サービスの優劣を判定する。※この連載は、2012年12月15日号に掲載された特集を再編集したものです。Illus...もっと読む

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