1992年当時から根強い人気を誇るジュピターの魅力とは?【第3回】

牧村朝子さんと稲田豊史さんが、『セーラームーン世代の社会論』を入り口に女子論、オタク論などなどを語り合う対談連載。今回は、マーズとジュピターのキャラクターに鋭く切り込んでいきます! 「どのセーラー戦士が好き」アンケートでは日本で1位を獲得したジュピター。「ジュピター好き」には、他のキャラクターでは見られないある共通点が……? 1992年の放映当初から根強い人気を誇るジュピターの、知られざる魅力が明かされます!

本来のセクシー枠・マーズ

牧村朝子(以下、牧村) 前回はマーキュリーのエロさについて語ってたけど、「セクシー枠」ってマーズのはずですよね。

稲田豊史(以下、稲田) 一般的なセクシー枠はマーズですよね。一方、日本人のオタクっぽい男子からすると、わかりやすい「ハイヒール&生足」よりは、亜美ちゃんみたいな、ちょっとアニメ的な文脈でエロい委員長系が好まれますけど。マーズはけっこう同性に好かれる気がしますね。

牧村 たしかに、同性の憧れるセクシーなんですよね。あんなにズバーンって生足を出せるっていうのは、どれだけの努力が裏にあるのか!っていう。

稲田 しかも、サバサバしてて、うさぎに容赦なく突っ込む。そして熱い想いを秘めている。上昇志向も強い。

牧村 美しさを鼻にかけないし。しかも、そうした努力は男のためにやってることじゃない。

稲田 彼女は神社の娘ですが、そこの居候みたいな、雄一郎という男と恋仲になってますよね。雄一郎は、原作には出てこないアニメのオリジナルキャラなんですが、ほんとにダメキャラで。ある時から神社に住み込みで働き始めて、「レイさ〜ん、レイさ〜ん」ってMっ気満載で言い寄ってくる。

牧村 下からいくアプローチですね。

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セーラームーンから「女子」を読む!

稲田豊史 /牧村朝子

アラサー女子=セーラームーン世代の心理を『美少女戦士セーラームーン』の作品解釈とともに明らかにし、話題となっているのが、『セーラームーン世代の社会論』です。自身もセーラームーン世代であり、セーラームーンには一家言ある牧村朝子さんと、著...もっと読む

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arfidds 「セーラージュピターだけピアスが違うんですよね。1人だけバラを選んだっていうのもジュピターの心理が見えるじゃないですか」 ▼対談「セーラームーンから『女子』を読む!」 https://t.co/bYq3qrceQT http://t.co/jILzuBLLZU 5年弱前 replyretweetfavorite

makimuuuuuu 「セーラージュピターだけピアスが違うんですよね。1人だけバラを選んだっていうのもジュピターの心理が見えるじゃないですか」 ▼対談「セーラームーンから『女子』を読む!」@cakes_PR https://t.co/Mmmggfop7b http://t.co/Z 5年弱前 replyretweetfavorite

hirarisa_R 日本への引っ越しが発表された牧村さんの連載更新です〜 |セーラームーンから「女子」を読む!|稲田豊史/牧村朝子 https://t.co/972TgfiIlT 5年弱前 replyretweetfavorite

Yutaka_Kasuga 牧村朝子さんとの対談、第3回アップされました。「大柄コンプレックス女子」はもっと掘り下げ甲斐がありそう→ 5年弱前 replyretweetfavorite